ロバート・シェイド(ブラジル)は記録に残る五回目のワールドタイトルを獲得した。
最終レース、彼はトップフィニッシュし、フリート全員を後ろに従えてハーバーに帰着した。
アイルランド、コーク・クロスへブン 2001年レーザー世界選手権。
ゴールドフリート最終成績 ↓
Top 3:
1st Robert Scheidt BRA
2nd Gustavo Lima POR
3rd Peer Moberg NOR
シルバーフリート82艇
決勝最終日
第B 第C 【シルバー総合最終順位】 (前日まで)
永井ひさき 4位 42位 【 37位 】 (43位)
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3月津のフリートレースの時の写真。本人はこの写真の欠点を以前書いてましたが。10M。
写真右側の黒のJPNのセールが平尾選手。http://www.geocities.co.jp/Colosseum-Athene/2006/index2.html
ミッドウインターで優勝した時の写真↓
ゴールド、シルバー、いずれも、今朝のひさき君のレポート時点の成績です。
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前日迄 決勝初日迄の
の順位 総合順位 Sydney Olympic ISAFワールドランキング
1 @BRA Robert Scheidt 銀メダル 1番
6 APOR Gustavo Lima 6位 2番
2 BSWE Karl Suneson 14位 12番
3 CSWE Daniel Birgmark 国内選考もれ 16番
9 DBEL Philippe Bergmans 16位 15番
7 ERSA Gareth Blanckenberg 9位 3番
FESP Luis Martinez
8 GNOR Peer Moberg 10位 8番
HSWE Rasmus Myrgren
5 IGBR Paul Goodison 国内選考もれ 18番
(ゴールドフリート81艇 シルバー82艇 全参加艇数162)
がんばれヒサキ!
@レース Aレース シルバーFでの総合順位
ひさき 43 41 43位
藤川 35 44 47位
松井 38 58 54位
平尾 46 49 66位
シルバーフリート全82艇 ☆★ 頑張れ、ワールド出場4人の選手! ★☆
決勝初日、ゴールドフリートのトップセイラー達がセーリングし始めた頃、荒れ模様の大雨により
スタートは延期された。広く活発な雨の範囲はレースエリアを通過し風向を40度まで変化させ、
時々視界は半マイル以下となってレースの正確なコース設定も不可能となった。
そして雨が過ぎ去った時にはシフティーな西寄りの風が吹き、その風は選手達に難しいレースを
させたのである。
総合トップ4人のうちロバート・シェイドを含む3選手がこの選手権の中で最も悪い順位の結果を
残した。以下ロバート・シェイド選手(ブラジル)談
『風のシフトが激しく、僕は振れる方とは反対側の悪い場所に、いつもいた。スタートの後、
僕が左に行ったら右側が伸び、その後、僕が右へ行ったら左が伸びた。僕は驚いたよ、だって、
最初のマークはドベで回ったんだからね! 』
ドン尻にいたその時の気分はどんなものだったかと聞かれたのに対し、シェイドは、どのくらい
追いつけるか見てみようと決心しただけだと、驚くべき冷静さで答えた。たとえ彼がそのままの
ポジションに留まってこのレースを捨てレースにできる事を知っていたとはいえ、彼の冷静さが、
このレース81の最終順位から追い上げて、29位でフィニッシュしたことは、このレベルの高い
ゴールドフリートでは驚くべきことである。総合で2位につけているカール・スネソン選手が
やはり、ロバートの近くを走っていた事も、おそらくはロバートを助けたであろう。
スネソン選手もまた、悪い順位であったが非常に良いリカバリーを見せ、ロバート・シェイドより
2つ前の順位でフィニッシュした。しかしロバートとの総合失点の差を狭めるにはもっと上の順位
が要る。
Aレース目、シェイドはノーミスでスタート後の最初の風の振れをつかんで優位にたち、第1
マークをトップ回航した後、そのままフィニッシュまで1位を保った。
リマ選手(ポルトガル)は今日唯一、2つのレースともシングルであり、これにより彼はスネソン
を抜き総合2位に上がった。
ロバートシェイドはリマ選手に総合で31点リードしており、明日の最終日に予定されている2
レースのうちどちらかで29位かそれ以内でフィニッシュすればワールドチャンピオンのタイトル
獲得となる。シェイドの後は、依然として8人の選手のうち誰かが、3位以内につける可能性が
ある。
決勝(シルバーフリート)初日が終わりました。
今日は朝から雨。ハーバーに着く頃には、風もだいぶ吹いています。
沖に出てみると、かなり吹いています。
ゴールドフリートのスタートが途中で延期になったと思うと、すごい雨。めちゃく
ちゃな雨。
今日こそは本気で風邪をひくんじゃないかと思うくらい寒かったです。
その後、風邪も安定し(5m/sくらい)スタートとなりました。
一本目。
まさかのスタート失敗。
コースミス。
フリー走れず。
挽回できず・・・。
散々のレースでした。
シルバーフリートでの決勝になり、それほど走り負けをしない風の中でのレースだっ
たのに、かなり悔しかったです。
走り負けをしないのに、自滅していってしまったと言う事がすごく後悔します。
おそらく、今日までに水草を引っ掛けたレースと、このレースに関しては、かなりの
好成績を取れるチャンスはあったにも関わらず、いつもと同じような順位でフィニッ
シュしています。
チャンスをどぶに捨てるようなレースをしているようでは、順位をあげれません。
反省の多いレースでした。
二本目。
最高も最高のスタート。
これほどいいスタートを切った事は今までにないくらいいいスタートを切れました。
コースも最高。
しかし、ここからとてつもなく風が吹き上がり、10m/sくらいのハードなコン
ディションになってきました。
これくらい吹いてきてしまうと、シルバーフリートでも走り負けしてしまい、良い
コースを引いていても、走った分だけ取り残されてしまいます。
ただ、まっすぐ走っているだけなのに、さっきまで僕のすぐ下にいた選手が第一マー
クをシングル上位で回航していきます。
「あのスピードが出せれば、あそこで回れるのか?!」と思いながら、進まない船を
必死に走らせていました。
フリーでも周りの船がバンバン沈していきます。自分も大きなうねりと変化の激しい
ブローに翻弄され、何度も沈しそうになりながら、オラオラ状態でなんとかこなし、
周りを見ても抜いているのか抜かれているのかわかりません。
上手い選手にはさらっと抜かれ、下手な選手は抜いているようでした。
二上もコースは問題なかったのですが、走った分だけ抜かれ、ずるずると順位を落と
し、やはり最後は定位置でした。
これだけの風が吹かなければ良い成績が取れたのに!と思いますが、ヨットに「た
ら、れば」はありません。
でも、チャンスが無いわけでは無いことがわかりました。
明日、最後の最後の2レースです。
悔いの残らない、良いレースができるように頑張ります。
ちなみに、シリーズに関してはロバート・シェイド選手(ブラジル)が大会5勝目の
偉業に限りなく近いポジションにいます。
彼の走りをマジかで見るだけでも、ここに来ただけの価値はあるかもしれません。
本当に速い。速い。速いです。
現地時間am0時
世界水泳や、世界陸上が世間を騒がせている。
きっと日本選手団にはサポートが付いているはず。
レーザーのワールドだって、世界一を決める大会なんだ!!!
自分は今、なにもできないけど・・・。
ひさきは若く未来がある。シドニー選考の時はまだレーザーにも乗ってないよな。
去年の全日本がレーザーのレース初めてで、いきなりあのハードなコンディション毎日8M
〜10Mのシリーズを95杯中5位で皆をオドロカシた、あんたの恵まれた才能だよ。http://www.cityfujisawa.ne.jp/~ilcajpn/result00/results.html
予選順位 昨日までの失点 Sydney Olympic ISAFワールドランキング
(Latest Issued 31 July)
1 BRA Robert Scheidt 8,0pts 銀メダル 1番
2 SWE Karl Suneson 23,0pts 14位 12番
3 SWE Daniel Birgmark 29,0pts 国内選考もれ 16番
4 FIN Roope Suomalainen 42,0pts 17位 4番
5 GBR Paul Goodison 42,0pts 国内選考もれ 18番
6 POR Gustavo Lima 44,0pts 6位 2番
7 RSA Gareth Blanckenberg 48,0pts 9位 3番
8 NOR Peer Moberg 49,0pts 10位 8番
9 BEL Philippe Bergmans 51,0pts 16位 15番
10 SWE Fredrik Lassenius 52,0pts ― 60番
(スペインラジアルワールド6位。ひさきと同じくハードな転戦組)
121JPN Hisaki Nagai 312,0 ― ―
133JPN Takashi Fujikawa 339,0 ― ―
137JPN Masamichi Matsui 355,0 ― ―
154JPN Eiji Hirao 421,0 国内選考夢破れる ―
(全参加艇数162)
ちなみにLaserのISAFワールドランキングはほとんどの選手が7シリーズ。クニオが46番
につけています。↓↓
>勝てる選手を育成したければ、勝てる環境を作る事も重要ではないのでしょうか?
>声を大にして言いたいです。
同感です。
北海道でレースをし、8月末の猪苗代湖ではレーザーマスターズに私と一緒に出ます。
限界男も越後屋氏もまた同じ、シングルハンドのフィールドにいるレース仲間です。
下記は素晴らしい事です。同じシングルハンドディンギーでフィールドにいる現役セイラーが
夢をあんた達に託し、海外で戦うひさき選手、平尾選手、藤川選手、松井選手を応援してるだよ。
>エゴと思われるかもしれませんが、いつも「勝つこと」「優勝」を目標にし、それを
> 獲得する事に対して「楽しみ」を見出していましたが、ここではそれは出来ません。
南西からの大きな波と14ノットのシフトする西風で、レーザーワールド予選最終日にふさわしい
完璧なコンディションとなった。
ロバート・シェイド(ブラジル)は何故ロバートがOLYMPICで2個のメダルを獲り、更に
他の誰よりも何故多くレーザーワールドで優勝してきたのか、それは何故なのか?を
本日のレースで、示したといえる。
今日のレース終了後ロバート・シェイドは語った
『僕は今とてもいい気分だ。ミスはさほどしなかったし、クローズホールドもダウンウインドも
両方とも、スピードがあった。スタートは2回とも安全で、ピタリと決まり、僕はボートスピード
もいいまま走れた。今僕はレースがとても楽しいし、自信がある。
今日の波と14ノットから18ノットぐらいの風のコンディションは本当に気分がいいし
速く感じる。まるでブラジルでセーリングしてるみたいな気がするよ!』
ロペ・スマライネン(スウェーデン)は1レース目トップでAレース目はシェイドに次いで2位と
本日まことに好調。しかし彼は予選前半のレース、ロバートのような固い順位ではない。
カール・スネソン(スウェーデン)は、今日の着順3位と8位により総合順位2位をキープした。
「今日はさほどいいって感じじゃなかった。でも今日のセーリングはとても楽しかったよ」
ロバート・シェイドは明日からの2日間、決勝4レースを選ばれたTOP80人の選手達と走る
ことについて楽観はしていないようだ。しかし、彼は今までやった予選7レースのうち、トップで
なかったのはたった2レースのみである。そして大逆転かどうしようもない不運が無ければ
彼がワールドタイトルを獲るであろうとは衆目の一致する予想である。
まだレースは終ってない。もうクタクタに疲れてるだろうけどな。
私なんか、たった2日の地方選手権でも体はガタガタになるのに。
ひさき君、とても素敵です。
あなたの文章読んで胸が熱くなりました。
世界に挑戦しようとするひさき君たちの想いを少なからず理解するセーラーたちの
一人になりたいと思いました。
予選最終日が終わりました。
今日は朝からビュービュー風が吹いております。
憂鬱でした。
本気でレースやりたくない。って思いました。
普段どおり出艇し、沖へ出てみると、ビビッていた程吹いてなくて、7m/s〜8m/
sくらい。
しかし、大きなうねり(2m弱)が沖から入っていました。
僕らにとって、かなりハードなコンディションです。が、レース運営的には最高のコ
ンディションといえるでしょう。
一本目。抜群のスタートを切りますが、すぐに吸収。ぶち抜かれ、あとは辛い20分
のハイクアウトです。
走れば走る分だけ取り残され、どんどん周りの船が減っていきます。
とにかく第一マークを50番〜60番くらいで回航し、フリーで挽回!!と思いき
や、うねりの方向が風と違う事に戸惑い、逆に抜かれてしまいます。
「なんでやー!」と慌てていると、まさかの「沈」!!やってしまいました。
これで10艇は抜かれてしまい、後ろに数艇。
そのまま2回目の上りです。
ここまでくると、抜かれもせず、コースでほんの数艇抜き返しましたが、もちろん沈
している間に抜かれた選手です。
「さっきまでこいつの前を走ってたのに!!」と何度も思いましたが、後の祭りでし
た。
二回目のフリーも沈をした事の恐怖感が残り、ダイナミックに動く事ができず、抜け
ませんでした。
そのままフィニッシュで、後ろに数艇。他の日本人選手にも負けてしまいました。
本当にショックで、何が楽しくてこんなレースをしているのか?と疑問にも思うくら
いにショックを受けていて、悲痛な表情をしていたら、審判員として来られている、
日本のレーザー界の父とも言えるMr.大谷さんがすごい笑顔でこちらを見ていまし
た。
その笑顔を見て、「レースは楽しむもんだ!」と再認識し、結果ばかりを追い求める
のでは無く、楽しくレースをすることが大事だと思うように心がけるようにしまし
た。
すると、気持ちがだいぶ楽になり、気持ちよく二本目を迎えることが出来ました。
二本目も抜群のスタートでしたが、展開は変わらず、走り負けする現状は変わりませ
ん。
走るコースがなくなってくるので、毎回一本コースです。はっきり言ってコースがど
うのこうのと言う問題ではありません。
同じような順位で第一マークを回航し、今度こそ!とフリーに望みました。
今回は走り負けせず、何杯か抜く事が出来、艇団に数艇身のところまで追いつくこと
が出来ました。
しかし、二上に関しては、スピードの無さが明らかな差になって出てきてしまいま
す。
二上にたどり着く頃には、艇団も消滅し、辺りは、見慣れた選手ばかりです。レース
数をこなしてくると、同じレベルの選手の顔を覚えてしまいます。
このころには、一上で「こいつに負けないように頑張ろう!」とターゲットをロック
オンし、そいつに勝てるか負けるかという事に対して、楽しみを見出せるようにし、
とにかく全力で走り通せるように目標を設定しました。
今日の目標はタイの人でした。
結果的には負けてしまいましたが、とても気分良くレースをする事が出来ました。
順位に関しては、定位置も定位置。60番くらいです。
エゴと思われるかもしれませんが、いつも「勝つこと」「優勝」を目標にし、それを
獲得する事に対して「楽しみ」を見出していましたが、ここではそれは出来ません。
それでも、僕らが世界選手権という場で、レースをすることに対して目的というか意
味というか、やりがいというものを見つけ出し、そこで闘っていくことが大事である
はずだと思います。
毎日悲痛な、希望の無い顔をしていても現状は何も変わりません。
これから頑張る!という意欲を持つためにも、最大限この大会を「楽しめる」よう
に、明日、明後日のシルバーフリートでの決勝を頑張りたいと思います。
本当にとりとめの無い、ただの回想の記録のような文章になってしまいました。が、
これが僕の現在の心境です。
明日からはもう少しレースをさせてもらえるかもしれないという期待を持って、今、
出し得る実力を発揮できるように頑張ります!
現地時間am0時
おにぎりなんてあるはずもありません。
米を食べる事すらできないのですから・・・。
僕らの昼食は「ス○ッカーズ」などのスナック菓子です。僕はこちらのカロ○ーメイトのような朝食用のモーニングバーを持っていってます。
11時間海にいたときは、限界腹が減りました。
サポートボートを持っている奴らは、何でも食っていますが、僕らはこんなものしか食べれません。
限界辛かったです。
ケニアの選手が「俺はメシが食いたいんだ!」とジェスチャーで本部船にアピールしていたそうです。
曳航も一番最後。今日に関しては平尾さんは自力帆走で帰ってきました。
公平とは、とても言いがたい現状です。
この辺のことに対して、全くJS○Fが動いてくれていないのが、納得できません。
勝てる選手を育成したければ、勝てる環境を作る事も重要ではないのでしょうか?
声を大にして言いたいです。
グチでした。
総合順位(5日目まで)全162艇
121位 ひさき
133位 藤川選手
137位 松井選手
154位 平尾選手
☆★ 頑張れ四選手! ★☆
8mで2レースやって、ひさきがくたくたになったレースの日の写真です。UPされるのが
レースよっか1日遅れですが、写真撮るマーチンのおじさん(か、兄さん)も大変ですわ!!
すごいですね〜。20杯くらいオーバーラップしてんじゃないすかねえ〜。先頭切って走ってた
選手はたった10センチ内側の船にラップされてるために、後ろすべてオーバーラップしてる
20杯の水をくれてやらんといかんわけですわ。ほんまかい?でもワアールドの写真見てると
アリウル話のような気がしまっせ。ほんでこれ夜8時くらいかい?ひさきの旦那!!http://www.laserinternational.org/wor2001/Pictures/spic_d1/spic_d1/pages/08040069.htm
この選手達、もちっとほっこりできんもんだろか。これって朝10時出艇、夜10時着岸の
日でっせー、皆の衆。http://www.laserinternational.org/wor2001/Pictures/spic_d1/spic_d1/pages/08040046.htm
.http://www.laserinternational.org/wor2001/Pictures/spic_d1/spic_d1/pages/08040042.htm
.http://www.laserinternational.org/wor2001/Pictures/spic_d1/spic_d1/pages/08040032.htm
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