運動会でバトルだホイ☆

〜出番だタクロウ!?パン食い競争〜


「いまどきパン食い競争ってなんやねん!!!」

「・・・SUGIちゃん昔からパン食い競争好きだったからなぁ〜。」

ケンちゃんのつっこみにユキヒロが呟く様に答えます。

みなさん、お忘れでしょうがユキヒロとSUGIZO園長は元同期なのですよ。

同じ幼稚園で働いていたこともあるのです。

「・・・で、結局オレが行くん?」

「あたりまえでしょ。」

「(泣)もーしんどいー。」

ケンちゃんは渋々パン食い競争に参加することになりました。

 

「・・・よし!やっとオレの出番やね!」

「てっちゃん・・・。なんでそんなにこれ好きやの?」

「背の高いところが唯一お得になるやん?これ。」

「そ−かなあ・・・?」

「どーでもええけど、はよ行ったほーがええで・・・ママ。」

ハイド君が冷静に突っ込みます。

それにしても、やっぱりハイド君も関西弁なんですね。

綺麗な顔で関西弁。ヒデトさんとうりふたつです。

 

そのころ月組さんサイドでは・・・。

「よし!ヒサシ。これで勝負だ!」

「アホ。こんな競技に真剣になれるか!」

さっきのケンかがまだ尾を引いているのか二人は火花を散らしています。

そんな姿を見て、ジロウは頭を抱え、テルは笑っているのでした。

「パパ〜。負けたらだめだよお。」

じろがにっこり笑います。タクロウはそんなじろがかわいくてしかたがない様子。

「パパ!パパ負けたらママ今日てっこのお部屋で寝るの〜。」

てっこも対抗してそんなことを言い出しました。

てっこによって家庭環境がばらされかけています!大変です。

「速く行くぞ!」

ヒサシは赤くなりながらさっさと入場門へ行ってしまいました。

まったくてっこもテルと同様に天然な様子です。

 

さていよいよパン食い競争が始まります。

なんて都合のよい幼稚園なのでしょうか。もちろん例の4人は一緒に走ります。

「位置についてください。よーい・・・ぴー!」

いつもならSUGIZO園長が笛を鳴らすのですが今回はJ先生です。園長・・・どこへ行ったんだ?

笛が鳴ったと同時に全速力でかけていく人がいます。

そうです。もちろんタクロウです。

タクロウは、これはもらったでぇ〜。と思っていました。

「ふふ・・・。これでじろからの尊敬のまなざしゲットだ。」

一人で何か想像して酔いしれているタクロウの横を何かが通り過ぎていきます。

それはそれはものすごいスピードで。

「オレのねらいはメロンパーン!!!」

そう叫びながらメロンパンをあっというまにくわえるとそのままゴールに向かったその人物は!

宝井さんちのてっちゃんでした。

 

みんながあっけにとられている間に、てっちゃんはゴール。

残りの3人は悲しくもパンに飛びついて争っています。

「ふふ。今の宝井さんは撮りのがしたけど・・・。他の3人はイタダキマス。」

おっと。今までどこかに消えていた園長先生。

デジカメを持って再登場です。

彼SUGIZO氏がパン食い競争を愛してやまない理由はただ一つ。

パンを取ろうとしている、無様な姿をカメラに収めることが彼の生きがいなのでした。

「あっはっは!タクロウ君いいねえ〜。鼻が邪魔でパンがっ!」

SUGIZO園長は失礼にもそんなことを口走りながら撮り続けます。

やっとパンをゲットしてゴールに向かう3人・・・。

その中で背の低いヒサシはジャンプしながらパンを取るという高度なテクを披露せざるをえませんでした。

(ある意味カッコ悪い・・・)

接線の末、タクロウが2位。ヒサシが3位でした。

この時点でもうケンちゃんはへろへろです。続けて出過ぎです。

ひ弱(?)な地理教師、パン食い競争にて脱落〜。

 

「ママ・・・・すごかったな。」

「うん・・・。てゆうかさー。パパは、あんなママでええん?」

ヒデトさんとハイド君は呆然としながらそんな会話をしています。

「よくない・・・かもしれんけど、あれがママやろ・・。」

「そやな〜・・・。」

2人が遠い空を見つめていると、てっちゃんが帰ってきました。

「あれ?どないしたん?2人とも・・・。」

2人はの目は、やっぱり遠いところへ行ったままでした。

・・・まあ、結局はすきなんです。たぶん・・・。

 

そのころ、外村さんちのてっこちゃんは・・・・。

「あーん!パパ負けたのー!!!うそつきー!もう嫌いだもーん。(号泣)」

「え・・・?てっこぉ〜(泣)」

てっこちゃんに大泣きされて、半泣きのヒサシがそこにいました。

「ヒサシ・・・次のリレーはがんばんなきゃねえ。」

てっこに抱きつかれたまま、テルはヒサシに笑いかけました。

「パパ・・・ハイド君ちのママに負けてた。」

「でも!!!てっこちゃんちのパパには勝ったよ?」

「それは・・・すごいけど。・・・ぷう〜。」

じろの口からすごいと言われて、タクロウは心の中で小躍りしています。

そんなタクロウを見て、めずらしくヒサシの闘争心に火がつきました。

「(リレーでは・・・絶対に負けねぇ!)」

けっこう負けず嫌いなんだから☆

さてさて、父兄サイドは白熱してきたのですが。

「ここでお昼です。さあ、お弁当を食べてください〜。」

INORAN先生の放送です。

勝負は午後に引き伸ばされました。

 

「SUGIZO先生、どこ行くんですか?」

「・・・!いや・・!?ちょっとね!?」

SUGIZO先生は答えたとき、声がうらがえってました。

そしてにやっと笑うと園長室にこもってしまいました。

手には例のデジカメが握られていたことが少々気になります・・・・。

☆戻る☆         ☆続く☆