放課後の化学室

 

「・・・ヒサシ。待ってよ、一緒に帰ろう?」

「てっこか・・・。何、今日は補習無いの?化学の。」

テルがヒサシに声をかけた。

最近、いつもテルが化学の補習を受けていたため、一緒に帰っていなかったのでヒサシは今日も1人で帰ろうとしているところだった。

「うん。今までの補習のおかげでねー、今回のテストは大丈夫だったの!」

「ふうん。やっと覚えたんだ、化学式。」

ヒサシがテルを馬鹿にする。

「あのね、いくらオレだって簡単な式くらいわかりますー。それに計算が入ってくるともうダメだけどね。」

テルがヒサシにむかってにっこり笑った。

ヒサシはそんなテルを見て、いつもは見せない笑顔を見せた。

「なんかもー・てっこマジで馬鹿だよなあ。」

「何が言いたいんだよ!失礼すぎー!」

「いいのいいの。そのままのてっこでいてくれよな?」

「???」

疑問符を頭いっぱいにとばしているテルの腕を掴むと、ヒサシはいきなり走り出した。

「ちょ・・何?いきなり。」

「はやく家帰ろ〜!それで・・・ね?(にっこり)」

「・・・ヒサシこそ馬鹿じゃないの!?」

テルは顔を赤くしてそう言いながらも、ヒサシと一緒に走り出した。

その姿を化学室の窓から見下ろしている1人の人物の姿など、テルの目には入らなかった。

「・・・ふうん。小橋くん、そういうこと。」

化学の教師、和山はぼそっとつぶやくとその場をあとにした。

 

それから一週間。

テルは最近、思っていたことをヒサシに相談してみた。

「ねえ、ヒサシ、此処最近誰かに見られてる気がしない?」

「え〜?誰かがテルのこと見てるんでしょ?かわいいからね。いつものことじゃん。」

「・・・あのね。そーゆうんじゃなくて、なんかこう・・・見られ方がすごい気持ち悪いってゆうか。」

「何?ストーカーってこと?」

「それは言い過ぎだろうけど・・。でも似たような感じ。つけられてる気もするし。」

「なんか考えすぎじゃない?」

「ならいいんだけどさー。」

実際テルは今までに何回かストーカーまがいの奴らに狙われたことがあった。

だから余計にそのときの感覚と似ているような気がしてならなかった。

ピンポンパンポーン

そのとき、校内放送が入った。

『3年B組の小橋照彦、3年B組の小橋照彦、まだ校舎内にいたら今すぐに化学室まで来なさい。』

「うっそ・・オレ?なんで?化学・・・やばいかな?また補習?」

「補習もうないんじゃないの?」

「その予定なんだけどなあ。まあいいや。行って来る。どうせ遅くなると思うし・・・ヒサシもう帰っていいよ。」

「ん・・。悪い。今日はちょっと早く帰んなきゃダメだから、そうさせてもらうな。」

「気にすんなー。じゃ、また明日ね。」

テルとヒサシは、その場で別れた。

このときテルは、ヒサシを帰すべきではなかった・・・

 

「失礼しまーす。小橋です、和山せんせ〜?」

テルが化学室に入っても人の気配はせず、中は真っ暗だった。

「まだ来てないのかな・・・?つーか何のようだろ?マジで補習かな・・・やだなあ。」

テルは1人でぶつぶつ言いながら、電気をつけようとした。

「電気はいいよ。・・・まだ。」

「・・・・!え、先生?」

テルが声の方を振り返ると、いつのまにか和山が立っていた。

和山はにこりともせず、おもむろに鍵をかける。

「・・・先生、何のようですか?」

「小橋くんは、外村とつき合ってるの?」

「・・・はぁ?何言ってるんですか?」

和山の脈絡のない質問に、テルは困惑する。

「つき合ってるの?って聞いてるんだよ。答えな。」

「・・・先生には関係ないことでしょ?」

「関係なくもないんだけど・・・。小橋くん、これ見てもまだしらを切り通すのかな?」

和山が電気をつけると、黒板いっぱいに貼られたヒサシとテルの写真があった。その中には人には見せられないようなあられもない姿の物も・・・。

「な・・なん・・!」

「ね。綺麗にとれてるでしょう?先生の趣味ってカメラなんだよ。写真部の顧問だし。」

「そんなこと聞いてない!・・・なんでこんな写真・・・!」

「だってオレは小橋くんが好きだから、写真が欲しかったんだ。で、撮ってたら外村も一緒に写ったってわけ。」

和山は悪びれもなく、にっこり微笑むとそう言った。

「こんなのストーカーだよ!」

「ストーカー・・・ねえ。世間ではそう言うかもねぇ。ふふ。でも別にオレはそんな気ないんだよ?」

「この変態!教育委員会に訴えてやる・・・!」

テルが化学室を飛び出そうとしたとき、和山はテルの腕をがしっと掴んだ。

「待ちな?この写真学校内・・・いや、外村の親父の会社にでも送りつけようか・・・?ふふ。」

「何考えてんだよ・・・。」

「ああ・・子どもの霰もない姿・・・しかも、ホモだってばれてみなよ。もう親父さん会社にいられないね・・外村の家は崩壊寸前だ!」

「やめろよ!ヒサシは関係ないだろ!」

和山の卑劣な考えにテルは思考回路が切れかけていた。

「やめて欲しいなら、オレの言うこと聞きなよ。」

「・・・どうしたらいい?どうしたらあんたは満足するんだよ?」

和山は突然テルに手をあげる。

「口のききかたに気をつけろ。オレはお前の先生だろ?まあいいか。オレとも関係を持てよ?別に外村と別れろとか言わないからさ。」

「・・・そうしたら、先生はヒサシに何もしないんだな?」

「約束するよ。ウソをつくのは好きじゃない。」

「・・・わかった。」

テルはぽそっと呟いた。

「物わかりのいい子だ・・・。」

和山はそう言うと、テルのシャツを脱がす。

テルはずっと和山を無言で睨みつけていた。

「・・・何?その生意気な目は・・・。なんかむかつくなぁ。そんな目は・・・。」

和山はそう言うと、棚から小瓶を取り出す。

「これでつぶすよ?」

和山が小瓶から一滴垂らすと、机がじゅっと溶けた。

「・・・そ・・れ・・・。」

「硫酸の原液。薄めてないから顔わかんなくなるんじゃない?かけてみる?」

和山はそう言うと、テルの顔の上で瓶を傾ける。

「やっめ・・・。」

テルが必死に抵抗すると、和山はにやっと笑い。言った。

「ふふ・・・ウソだよ。いいね、その怯えた目。大好きなんだ。動物が怯えた目とかさ。その目が見たくてつい虐めちゃうんだよねぇ。」

「(やばい・・・マジでこいつ・・変態だ。)」

テルはそう思うと、その後なにも抵抗せず和山の思うとおりにさせた。

「今日で終わりとか、どっかに言うとか、考えんなよ?ネガはオレが持ってるんだからね?外村に知られたくないだろ?」

行為が終わった後、和山はテルに向かってそういうと、教室を出ていった。

テルは何も考えられなかった。

 

1週間後。

「てっこ?なんか最近元気ないんじゃない?」

「いや、そんなことないよ?」

ヒサシの気遣った言葉にテルは力無く応える。

テルはあれから何度も、和山に呼び出され、好きなように遊ばれた。

「そうならいいんだけど・・・。そういえば化学の補習、まだ終わらないの?」

「あ・・うん。なんかオレかなりやばいんだよ。勉強してるのにねぇ?」

テルは必死にうそを付く。

いっそヒサシに話してしまえればどんなにいいかわからない。

しかし、和山と身体を重ねたことをヒサシに知られるくらいなら、死んだ方がましだと思っていた。

そこにまたあの放送がかかった。

「3年B組の小橋照彦、今日の放課後化学室に来なさい・・・。」

終わり。


いや!!!終わんなー!!!!ってとこで終わりですねぃ。

ああ。ごめん。ジロテルってリクなのに、勝手に鬼畜ジロウ様だし。

つーか、鬼畜ってゆうより変なドラマ見すぎだろ?並だし・・・。いやん。やっぱりこーゆうの書けない。

でも、ジロウさん攻めだと鬼畜似合うと思うの・・。

ごめん、じろちゃん。

あー。和山先生はね、好きなようにテルで遊びたいだけだからヒサシのこと嫉妬したりはしないの。

だからやっても痕つけたりしないの。

だからヒサシにはばれない。つーか、ばれたら殺されてるでしょうね。

ああ。わけわからん。

変なもん書いてごめんなさい。許して!

許さないもん。

あ、じろちゃん

オレ、こんな変な人?

いや・・わかんないけど。攻めだとこーゆうイメージかなあ?みたいな。

・・・ひどすぎるー!!!オレは純粋にてっこくんを愛してるだけなのに!

あああ。ごめんね!!!

ぷう〜。

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