てっこの厄日(?)
都内某所のレコーディングルーム
「あれ・・・?ここにおいといたのど飴しらない?」
GLAYのボーカルTERUが誰にともなく問いかけた さっきまでちょうどここに置いておいた必須アイテムがなくなっていた。
問いかけに対して知らないと首を横に振るTAKUROとJIRO 。
「ん・・・あ、コレ?」
コレ?とHISASHIがだした舌の上には確かにのど飴 。
「あぁ〜!食べちゃったの!?最後の1個だったのに・・・・。」
「悪い悪い。買ってくるか?」
さして悪いと思ってる様子もなく、ましてや買ってくる気など全然ないHISASH Iに頬をふくらませそっぽを向いた。
「い〜よ。別に。あ〜ぁ今日はレコーディング中止かな〜?HISASHIのせいで 。」
何となく語尾を強調させたTERUの行動に少しムッときた。(自分が悪いんだけど)
もその子供っぽい態度が何か可愛くて 。
「わーったって、返すよ」
「返すってどうやっ・・・・・んっ」
不意に近付いてくるHISASHIの顔にTERUは反射的に目をつぶった ・・・・・・唇に何かの感触・・・・そして何かが自分の口の中に・・・飴?
「っっっっっっっっ!!!!?」
「トノッ!?」
目を大きく開いて口があいたままのJIROと驚きの混じったTAKUROの声 一方TERUはというと・・・ 放心状態・・・。
そりゃそうだろうな、男同士のキスなんて 数秒の後やっと今の状況を理解したのかTERUがハッと口をおさえた
「確かに返しただろ?これで文句ない?」
ペロっと悪戯っ気に自分の唇をなめあげた
「────っHISASHIノバカッッッッッ!!!!」
目に涙を溜めたTERUがTAKUROとJIROの脇をすり抜けてレコーディング ルームをとびだしていった
「トノ君!!!!何やってんの!?」
「TERUも泣くっつう話だよ」
「何言ってんだよ、お前らなんていつもこれ以上のことやってるくせに」
HISASHIの発言に2人は「うっ」とうなりこんで黙った。
さ〜てと、お姫様の御機嫌でもとりにいきますかね・・・・。
TERUの自宅、まだ夕方前だというのに家主は布団にくるまっていた。
「あーっ、もう何なんだよ・・・。俺が何したってゆうんだよ・・・・トノの馬鹿っっ っっ!!」
誰に訴えるわけでもなく顔だけ出して叫んだ。
でも・・・思ったより男の唇も柔らかいんだなー、でも少し乾燥してて・・・舌・・・ 温かったし 気持ちよかったといえばよかったし・・・・・ 。
・・・・・・・・って、何考えてんだよ俺!?しっかりしろって、赤面してる場合じゃ ねえっつうの!
「HISASHIとのキス何て気持ちよくなかった!!!」
「へー、そりゃ俺ちょっと傷つくなー。」
「!!!!!!」
びっくりして飛び起きてみれば寝室の扉のとこにはHISASHIの姿 。
「HISAっっっ、な、何で、家、鍵・・・・」
よほど驚いたのか動揺して言葉になってないTERUにすこしずつ近付く。
「く・・・くるな!!バカ!!変態!」
慌てて手元にある物を手あたりしだいに投げ付けるが 。
「変態だなんて失礼だな〜、てっこちゃんは・・・」
飛んでくる物をものともせずに笑みさえうかべながらTERUに近付く ギシッと軋むベット。
「や・・・やだ。HISASHI・・・・。」
涙を溜めて震えるTERUの手を掴んでベットに押し倒した。
「さっき人を変態呼ばわりしてくれたお礼・大人しくしてりゃ大丈夫だから素直につ いてきなさい?」
ニッコリ笑うHISASHIにTERUはただ震えるだけ 。
「んっ・・・・んぅ・・・」
さっきょりも深いキス ───やっと離れたこと思うと今度はシャツのボタンに手をかけはじめた。
「やだって・・・・HISASHI」
全然力の入ってない抵抗に器用にHISASHIはボタンを全部はずしていった。
「てっこの肌綺麗だね〜・・」
「ん・・・・あっ、やだ・・・って」
優しく胸を撫で上げるとTERUの口から甘い声がもれた 。
「さすがボーカル。いい声してるねー。もうちょっと鳴いてもらおうかな」
悪魔の微笑とでもいうような笑顔のHISASHIは下の方に手をすべらした 。
「っっっっっっ!?どこさわっ・・・・あっ・・・やぁ」
「やぁ、じゃないでしょ。もうこんなになってんのに」
たしかにHISASHIの手の中のTERUはすこしずつ育っていっていた 。
「〜っHISASHIのバカッ」
それが本人がわからないハズもなく顔を真っ赤にして上からHISASHIの頭をポ カポカと殴った。
「バカだなんてひどいよな〜、もう後戻りなんてできるわけないんだし、大人しくし てりゃいいのに、それともヒドイことされたいの?」
だから最初から嫌だっっていってるのに・・・・ でもそんなことを今のHISASHIを前にして言えるわけがない 。
「・・・・・・・・ゴメンナサイ」
「はい、いいこいいこ。んじゃいいこのついでにコレ、してくれる?」
おもむろにTERUの前にだされたのはすでに熱をもったHISASHI。
「てっこが濡らしてくんなきゃ、このままじゃ痛いよねー。」
もうTERUに拒否権なんぞというものはない。 TERUはそっと手をそえて自分の口に招いた。
「ん・・・・んぅ・・・」
口いっぱいに犯されて口が張り裂けそうだった。
「上手だね〜てっこ・・・・はい。もういいよ。」
もう充分濡れたソレからTERUは口を離された。
「てっこのこっちも濡らさなきやね」
と、取り出されたのはローション
「な、何でそんなもん持って・・・」
「常識でしょ」
スパッと答えるHISAHIにTERUはHISASHI自身に目がいっていた ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・こんなん入るわけない。
それに気付いたのかHISASHIは指を濡らしながらTERUを押し倒して囁いた。
「大丈夫だって、今からならすんだから。・・・・・力抜けよ」
「えっ・・・・んぁっ。あ・・・・あ・・・」
何かがぬるっと入ってくる感触。
「もう1本増やすよ・・・。」
「った・・・あ、や・・・だ」
TERUの敏感なところを探り出してそこを攻めはじめた。
「やぁっ、HISA・・・もう、や・・・だぁ・・」
すると突然HISASHIが指を抜いき、自身をTERUに押し付けた。
「いい?いれるよ・・・」
「っあ!...んぅ・・・やっ、は・・痛・・・・」
見開いたTERUの目から涙が溢れてきた。
「っ・・・力抜けって・・・、てっこ」
「やぁ・・・、ん、そん・・・なこと言った・・・って、っあ」
やっぱ(たぶん)初めてということもあって中はそうとうキツイ だんだんとキツイだけだったの中がふわんと柔らかくなった。
「いい?てっこ、動くよ?」
「え・・・っあ。んぁ・・・や、っあぁ!」
ならす為にしばらく動かなかったHISASHIが急に動き出した 。
『痛さ』はもうなくて、他の何かが・・・。
「ん・・・。やっ、あぁ・・・。・・・ト・・・ノ」
「っ気持ちいい?」
答えられる余裕なんてコレっぽちもなかった ホントに気持ちよくて・・・・ 。
「あらー?答えられないほど感じちゃってんの?かわいいね〜てっこは・・・。」
「バ・・・カ。何言って・・・・んあ!!」
抗議の声も突き上げられてあっさり崩れた。
「やっ・・・ト・・・ノ、俺...もうっ」
「はいはい」
HISASHIが笑って言えたのもここまで TERUが突き上げられて締めるほどHISASHIも追い上げられていく 。
「ん・・・や、っあ!」
HISASHIの背中に爪を立てて何度も背中を反らせた 次の日─── 。
「あれぇ?TERU君まだ来てないの?」
と、スタジオに入ってきたのはキャラメル君 。
「ん?あぁTERUなら休みだよ」
煙草に火をつけながらHISASHI 。
「・・・HISASHIに連絡いったってことは、仲直りしたのか?」
「まーねぇ」
尋ねたTAKUROに意味ありげな微笑みをうかべながら答える。
「で、何で休み?カゼ?」
「腰痛」
心配そうなJIROの前にさらりと答える 。
「・・・・・腰・・・・?」
「タルくって動けんって昨日からずっとベットん中」
「まさかっ!!HISASHI、お前・・・・」
気付いたのかTAKUROが声を張り上げる。
「もしかしてトノ君・・・TERU君のこと・・・・・」
2人に問いつめられて にっこり・と笑って一言 。
「ごちそうさまでした」
──そのころのてっこ君───
「う・・・・腰痛い・・・・下っ腹痛い・・・・・だるい・・・・動けない・・・・。 トノのバカ・・・・・。」
何てこれから6時間後にHISASHIがまたくるなんて予想すらせずにつぶやいた。
おわり
きゃーーーーー!かわいい小説ですにゃ〜〜〜〜。
ありがとう!!
かなりいいねえ。ヒサテル初えっち・・・(ドキドキ)つーか、ヒサシちょっと無理矢理?
そんなところも好きっす。しかも、さりげなーくタクジロ風味!きゃー。ありがとー!!
鮎子ちゃん、マジで蟻×拾ね(愛)また下さい・・・(ぼそっ)
てっこ〜〜〜〜〜(ごろごろ)
もー。ヒサシってば〜。
だってかわいいんだもん。なつきたいじゃん。
ばかー。
ふう。甘いね・・・(苦) ☆戻る☆