機動戦士Zガンダム 星を継ぐ者 (2005/日)
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1985年に放映されたTVアニメ「機動戦士Zガンダム」を全三部作の劇場版に作り直した第1作目です。そう書くと「ああ、総集編モノかあ」と思われるかもしれませんが、今作は副題に『New translation(新訳)』と題されており、TVシリーズをベースに再構成した作品になっています。 TVシリーズをダラダラと継ぎ接ぎした総集編ではなく、カミーユ・シャア・アムロの3人に話を絞り、それ以外は極力そぎ落として3人の密度を濃くするための演出が施されていました。とはいえ、長いTVシリーズを切り詰めた話であることには違いはなく、切り捨てたエピソード(30バンチの話が無いなど)、数話にまたがった話を1つに纏めたり(カミーユの父・母との死別・エマの離反が一度の出撃で終了)するなどの改編が観られました。 監督曰く「ラストを大幅に変える」らしいので、その辺りも計算に入れた編集だと思います。そして、それらの再編に整合性を持たせるためにTV版の絵に別の台詞(主に説明口調の)を差し替えたり、新しいシーンを描き起こして挿入するなど、いい意味で「TV版とはかなり別物」の作品になっていると言っていいと思います。この新作シーンがキャラクターもMSも綺麗で良かったです。特にMS戦で新作カットを見つけるたびに格好よくてドキドキしましたね。気に入ったのはシャアとレコアがカミーユを慰めるシーンと、シャアのことでカイとハヤトがコソコソ話をするシーン、そして後半のアッシマー戦ですね、もう圧巻でした。 TV版を本放送で見て以来という人には、おそらくどのあたりが変わったのかは作画と画質の違い以外は気にならないと思いますが、ビデオで何度も録画を見直しているような方はいろいろ目に付く点があるでしょう、でもそれはきっとマイナス印象にはならないと思います。それだけトータル的に出来のいい作品になっていると言うことです。 TV版との差異で個人的に気になった点は ・カミーユが妙に「いい子」 といった辺りでしょうか?凝縮感が凄いので、予備知識ゼロの人が見ると辛い部分もあるかもしれませんが、SEEDや平成ガンダムしか知らない世代には是非一度触れてもらいたい作品だと思います。当時からのガンヲタはもちろん絶対見ておくべきですよ(^-^)。 評価:☆☆☆☆ |