1968年の大映映画「妖怪大作戦」のリメイクですね。東京から鳥取に引っ越してきた主人公の少年・タダシが 祭りの最中に麒麟送子という役に指名されたことから妖怪たちの戦いに巻き込まれていくという話なのですが、基本的に子供向けなのでストーリー的には捻りも何もありません。ストーリーにのみ重要さを求めてしまうとこの映画の点数は限りなく低くなってしまうでしょう。
しかし、いざ見てみるとかなり楽しめる作品であります。では何が楽しめるかというと、「世界観」と「出演陣」です。舞台となる鳥取県境港市は水木しげるの故郷なので、水木しげる記念館などが存在し作中でも背景として出てきます。そんな街で実際に数百数千の妖怪が登場し戦いを繰り広げるのです。「ゲゲゲの鬼太郎」や「妖怪大事典」を子供の頃に愛読したことのある人なら、ところ狭しに妖怪が暴れまわる映像を見ているだけで楽しめることと思います。「おお!小豆とぎだ、あっちはぬらりひょんか〜」といった感じにね(^-^)。
出演陣は近藤正臣や菅原文太、竹中直人などの実力派も多数出ていますが、存在感があったのはナインティナインの岡村や蛍原、宮迫といったお笑い系の芸人達でした。普段の持論としてはこういったタレントが映画に出ることはあまり好きではないのですが、今回は子供向けのためかお笑いテイストが強く、本人たちのアクの強さが上手くキャラと重なっていい役になっていたと思います。岡村の小豆あらいが活躍(? )するシーンなんて場内爆笑でした。カッパの安倍サダヲもいいキャラでしたねー。
特筆すべきは栗山千明と高橋真唯の2人がエロ可愛いこと(笑)。ヒロインの高橋真唯は何回フトモモのUPが出て来るんだと。栗山千明は可愛さもさることながら演技も上手くて存在感ありましたねえ、役どころも悪の女幹部という立ち位置でいいキャラでした。豊川悦司演ずる悪の親玉を存在感ですっかり喰ってましたよ。
主人公の神木隆之介君も天才子役と言われるだけあって周りのアクの強い大人たちに負けず劣らずいい演技してました。無意味に半ズボンをはきかえるシーンなどがあるので、可愛い男の子が好きな大きなお姉さんは大画面で見ておいたほうがいいのではないでしょうか(笑)。
全体的にちょっと長すぎる気はしましたが、楽しめる作品でした。
子供の頃に水木しげるにハマった人、栗山千明のファン、少年子役が好きなお姉さんといった方々は劇場で観ておいて損はないかと思われます。
評価:☆☆☆