トゥームストーン (1993/米)
西部劇というと、もう廃れてしまったジャンルの一つというイメージがありますが、数年前に立て続けに西部劇が封切られた時期がありました。「許されざる者」「ワイアットアープ」「マーヴェリック」といったタイトルに聞き覚えがある方もいることでしょう。 今作「トゥームストーン」はそんな時期に名作「OK牧場の決闘」をモチーフに公開された作品です。世界で一番有名な保安官・ワイアットを演じるのはカートラッセル。 「ワイアットアープ物」としてはケビンコスナーのアープのイメージが強い人も多いと思うのですが、ラッセル演じるワイアットは非常に人間的な面とドクホリディとの友情が強く描かれ、非常にいいキャラクターになっています。 そして、そのドク・ホリディを演じるバル・キルマーが格好いいのですよ!ジョニーリンゴ(マイケルビーン)の拳銃を華麗に操ってみせる挑発をマグカップをクルクル回して返して見せたりするシーンが非常に小気味良いです。 ワイアット達とカウボーイズの対立は、西部劇というよりも現在のマフィア物映画の抗争に近い雰囲気で描写されている感覚です。 時に格好よく、時にダイナミックに銃撃戦が描かれています。 話の展開も過去の西部劇に比べるとスピーディなので、西部劇を見慣れていない人でも抵抗なく見られると思います。 日本ではイマイチ話題にならなかった作品ですが、これは若い世代の映画ファンが西部劇に馴染んでいないので仕方のないことかも。 一番ヒットするはずだったケビンコスナーの「ワイアットアープ」が3時間近い尺で無駄にダラダラ長く、評価が悪かった影響も少なくないかと思います。 しかし、ワイアットアープを扱った作品の中では、この「トゥームストーン」が一番史実に近いといわれており、海外ではきちんと評価されている作品です。 自分の映画史の中でもかなりのお気に入りの作品なので、多くの人に見て欲しいな、と思います。 |
| ☆☆☆☆☆ |