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スパイダーマン3 (2007/米)

待ちに待った3作目が公開されたので、観に行ってきました。今回の敵はサンドマンとベノムな訳ですが、ベノムって言い切っちゃうのはネタバレになっちゃうのでしょうかね? マーブルに多少なりとも興味がある人ならまず知っているキャラクターだと思うのですが。

今作で俺が期待していたのは、2で全く精神的な成長がなかったゴブリンJr.ことハリーがどういった役回りを与えられるか?ということでした。終幕まで見た上での感想は期待通りで申し分なかったのですが、ハリーの心象変化のきっかけになる場面がちょっと納得いかなかったですねー。その一言をどうして「1」のラストシーンあたりで言わないんだよ!そのせいでハリーは時を無為に過ごす羽目になったのに!とある人物に殺意を覚えました。今シリーズで最大の罪人はゴブリンでもマルコでもヴェノムでも無くアイツだー!!!

ベノムが登場するまで、敵役はサンドマンが担当する訳ですが、彼のアクションシーンだけでもかなりの迫力でしたね。いや、むしろベノムが夜に黒コスのせいでイマイチ画面が映えないのに比べ、その巨体で画面一杯に暴れまわってくれたサンドマンのほうが画面的には楽しかったですね。あのボディにスパイダーマンの攻撃でダメージが与えられることにはやや疑問が残りましたが・・・。

シリーズ通してストーリーの中核となる、MJとのロマンスでしたが、「2」終了時では俺は「舞台デビューしたMJが天狗になってピーターと仲が悪くなる」と予想していたのですが、逆でした、うーん残念。「2」も「3」もMJの心理描写はとても細かく、繊細かつ丁寧に心の動きが描かれているのですが、なぜかどうにもMJには肩入れが出来ずMJが自己中女に見えてしまうのは、俺が男だからなのでしょうかね?MJはMJなりに必死で生きているのは分かるんですけどねー。ヒーローとは「必死さ」の次元が違うということまで考える余裕がないんだろうなー、と感じました。  それにしても、今回は大家の娘がポイント高かった!可愛すぎる!!

 ベノム登場からラストまでのアクションは画面の暗さこそあったものの、それまでのフラストレーションを吹き飛ばすには充分すぎる迫力とクオリティで素晴らしい出来なのですが、ラストシーンがちょっと納得いかないかなあ・・・。ラストアクションのドタバタでMJとの心の決着を強引にまとめてしまったように見えて、MJのピーターへの想いが画面から感じられませんでした。まあ、「 2」の時から「いろいろフラフラ迷ってるけど心の中では実はピーター一筋なのよ」的な描写だったので、それに準じているといえばそうなのですが、ピーターのMJへの一途さが涙ぐましいのでMJの態度の曖昧さはイマイチスッキリしませんなあ。恋愛ものならそれでもいいかもしれないけど、ヒーローアクションなのだから見終わった後の「全部終わらせた爽快感」みたいなものを終幕時にもう少し感じさせて欲しかったのと思います。ライミらしいといえばそうなんですけどね。

細かいツッコミどころや不満は結構あるのだけど、トータルで見れば充分に楽しめる第3作なのではないかと思いました。

評価:☆☆☆☆

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