作曲家アンドリュー・ロイド=ウェバーのミュージカルを、本人自身が製作・作曲・脚本した作品です。ミュージカルとしての知名度は言わずもがなですが、俺はこのタイトルは全くの未見でして、オペラ座を舞台にファントムと呼ばれる怪人が起こす怪事件という程度の知識しか持っていないので映画単体の素評価だと思ってください。
映画は既に閉鎖してボロボロになったオペラ座で行われるオークションから始まります。この時に猿のオルゴールを落札した老紳士が主人公なのですね。その後、有名なシャンデリアが紹介されたところから画面は一気に予告編でも有名なオープニングシーンに豹変します。このときの映像と音楽が素晴らしく、一気に映画の中に引き込まれますね。
ストーリーは、あくまでもミュージカルを楽しむ上での道標といった感じで予想していたよりはずっとシンプルでした。ですが、決して単調ではなく見せ場もあり脇役たちのコミカルな演出ありで。やや冗長かなと感じもしましたがラストまで飽きずに楽しめました。
歌は流石にブロードウェイからプロを連れてきただけあって素晴らしいですね。ファントム役のジェラード・バトラーだけがちょっと浮いた印象を感じましたが、声質が好きなので気になりませんでした。
ヒロインのクリスティーヌ役のエミー・ロッサムという少女(若干17才だそうです)の声が透き通るように綺麗で良かったです。あと個人的に気に入ったのがメグ役のジェニファー・エリソンが可愛いですね。声もいいのですが、オペラ座で演じる劇中劇で登場する時の表情や仕草がとてもいい感じでした。彼女をメインで映画撮ってくれませんかねー。
ひとつ気になったのはファントムの素顔メイクが予想よりずっと綺麗だったこと。見世物にされるくらいだというのであればもっと思い切った激しいメイク、 それこそ「グーニーズ」に出てきたチャンクくらいの様相にしてしまったもよかったのではないかと思います。それとも、そうすると怒るファンの方とかいらっしゃるのでしょうか・・・・・・? (^-^;)。
特筆すべきポイントが音楽(歌含む)と美術に集約されるため、小さいTVで視聴をするとあまり感動を得られないかもしれません。今回は妹が買ったDVDで視聴しましたが、そこそこ自室の環境には手を入れてあるので俺的には満足でした。
原作が有名なだけに、戸田奈津子の字幕はかなり不評のようですね。DVDでは結構修正されているようですが、それでも「あれ?」と思う部分があったので、さぞ公開時は不評があったのではないでしょうか。
評価:☆☆☆