未来忍者〜慶雲機忍外伝(1988/日)
「ゼイラム」「仮面ライダーJ」「鳥人戦隊ジェットマン」で有名な雨宮慶太氏の監督デビュー作です。 今では比較的ありがちな設定となっている「和風SF」というスタンスを確立した記念すべき作品ですね。サイボーグ忍者の不知火、純和風とメカニックが融合した様々なデザイン、妙にエロチックな姫のコスチューム(笑)。もちろん、今見直すと技術的にも視覚的にも厳しいところは多々ありますが、すでに新ゴジラシリーズの陳腐化が囁かれ始め、鎖国状態だった15年前の日本のSF界に新しい風を吹き込んだことは大きな功績だと思います。 もともと、ナムコから発売されたオリジナルのビデオ作品であり、メディアミックスとしてアーケードゲームもリリースされていました。 劇場公開されたわけではないため、この作品に目を向けた一般の映画ファンはごく一部ですが、各種メディアのクリエイター達に与えたインパクトは絶大だった様子です。漫画「BASTARD!」でもニンジャマスター・ガラが「慶雲鬼忍剣」なんて剣法を使っていました(まあ、あの漫画はパクリの嵐なわけですが(^-^;))。 不知火も格好いいですが、河合半兵衛演じる赤城が格好よいですね。やる気ゲージとか気合をブレットにして撃ちこむ刀やバズーカなどの小道具も独創的で出てくるもの全てが世界観を演出する上で重要な存在となっているのが良いです。やはりSFにはガジェット(世界観を出すための小道具)の存在が不可欠なのだと再認識させられました。 現在のハリウッドのフルCG映画に慣れてしまった人にはさすがに背景絵丸出しのオプチカル合成や手描きアニメの光線エフェクトなどはかなり見落とりするかもしれません。 しかし、売れ線のハリウッド映画やTVドラマの長編化・安易な続編に頼り切っている邦画が置き忘れてしまっている「楽しさ」がこの「未来忍者」には詰め込まれていると思います。 レンタルで探すのは難しいかもしれませんが、もし見かけたら見て欲しいと思います(さすがに買ってまでとは言えないf(^-^;))。 最近の氏の作品はほとんどノーチェックなのですが、久々にチェックしてみようかな?プレステなどでゲームにも関わっているようなので、そちらをチェックしてみるのも面白いかも。 |
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