ヘルボーイ(2004/米)
アメコミの映画化です。とはいえ、X-MENやスパイダーマンと違って、マイナーな部類に入るので、
知らない人も多いかと思います。かくいう俺も存在自体知りませんでした(^-^;)。
ナチス・ドイツの時代に生を受けた魔界の生物はヘルボーイと名づけられ育てられます。
そして現代のFBIの隠れ組織として怪物退治を行うのです。
他のアメコミ物と同じく、CGを惜しげもなく使い派手なアクションを繰り広げます。
銃などの装備も持っていますが、ほとんど力任せの殴りあい・どつきあいなのでなかなかに迫力がありました。
真っ赤なボディをもつ巨漢のヘルボーイですが、頭の中はいまだに20歳の青年のレベル、
惚れた彼女が彼のパートナーと親しげに話す様子にヤキモチを焼いたり、
親に隠れて葉巻を吸ったりする仕草が見た目とのギャップがありコミカルに描かれており、
話の展開にメリハリをつけていたと思います。
冒頭のヘルボーイが人間の元に現れる過程がちょっと長いかな〜、とも思うのですが、
日本の観客は自分も含めてほとんどの人がこの作品の背景設定を知らないので仕方が無いかもしれません。
それからいきなり現代で彼はムサいオッサンになって現れるので、初めはあっけにとられますが、
その後は非常にテンポ良く話が進むので、ラストまで一気に楽しめます。
このヘルボーイ、イメージ的にはファンタジー物のイフリートなんでしょうかね?
ビジュアル的に非常に重なるのですが・・・。
その割に身体のサイズは「大男」の域を出ず、銃と格闘戦しかしないので、
話の後半は「赤いシュワルツェネッガー」と言う感じでした。
相棒のブルーが参謀担当という役割だったので、もっとパワフルに徹しても良かったかもしれません。
映画としてのバランスはとてもいいと思います。
お気楽に楽しむもよし、ラスプーチンに会いに行くのもよし、クトゥルー系のクリーチャーを見物に行くのもいいでしょう。
誰が見ても楽しめる作品ではないでしょうか。
評価:☆☆☆