ゴジラ FINAL WARS (2004/日)
ゴジラシリーズは84年版からずっと劇場で観てきたのですが、「ゴジラ2000」を劇場で観て見切りを付けました。
平成ガメラシリーズの出来とついつい比べてしまい、新作を見るたびに落胆が大きくなっていくのです。
そんなゴジラも今回で最終作という事で、不安を抱きつつ観に行きました。
いざ観にいくと・・・面白いですよ、この作品!!
画面全体のチープさやストーリーの練りこみの弱さも確かにありますが、
画面から「楽しさ」が伝わってきます。
ヘビーなゴジラファン(自分もその端くれですが)には「こんなのゴジラじゃない」と思う人も多いと思います。
それはそれで分からなくもありません。
しかし、「本当のゴジラ」ってなんでしょうか?
核実験から生み出された悲劇性? 反戦テーマ??
貴方が初めて「ゴジラ映画」を観た時に本当にそんなことを感じましたか?
それはマスコミがゴジラを語る為に後付けでくっつけたテーマではないでしょうか?
俺にとってのゴジラは「強い」「格好いい」「怖い」「ハラハラドキドキ」であり、
その点で言えば今回のゴジラは大絶賛ですよ。
ハリウッドゴジラ(あれはあれで好きですが)を瞬殺したシーンなどは思わず拍手しそうになりましたよ。
人間がワイヤーアクションで大暴れする傍ら、ゴジラが勝ち抜き戦で怪獣たちをなぎ倒していく様は
大変ストレス解消になりました。
展開的には監督の過去の作品「あずみ」の敵役が怪獣に入れ替わっただけだったりするのですが、
相手が人間ばかりだった「あずみ」に比べ、ビジュアル的に切り替るので観ていて楽しいです。
ゴジラって過去に2回仕切りなおしをしてるんですよね。
84年版と2000の時に「やっぱり今までのは無し」と、観客を馬鹿にしたリニューアルをしている訳です。
そして今回は「それはそれ、これはこれでいいじゃん」という感じのスタイルで
今までのゴジラを全部ぶっちゃけひっくり返して、それをパーツとして好きなように最初から作ってみた・・・という内容です。
アニメのガンダムシリーズで「ターンAガンダム」という異色作があるのですが、この作品はまさにそんな感じです。
「今までのはそれはそれ、これはこれで楽しもう」という開き直りが作り手にも見る側にも必要な映画ですね。
評価は・・・、出来的には3.5という感じなのですが、世間の評価が厳しいので反抗して4点です(笑)。
評価:☆☆☆☆