ジャイアント・ピーチ (1996/米)



原作はかなり昔の子供向けのおとぎ話らしいのですが、日本ではあまりなじみがなさそうですね。

で、その話が大好きだったティム・バートンが名作「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」のスタッフと共に製作したクレイアニメーションです。


一応ディズニー作品なのでバートン特有のブラックさは少々抑え目ですが、ナイトメアの時からさらに人形アニメのクオリティが上がっている印象を受けました。

冒頭では実写のジェームズ少年も途中から人形になり、虫の皆と生き生きとした冒険を始めます。

特に印象的だったのはサメとの戦いのシーン。

海中から蒸気機関のサメがカタカタと迫ってくるのです!それが格好いい(笑)。


夜空の下でのダンスシーンや海賊とのドタバタもテンポ良く場面に引き込まれてしまいます。
(海賊のシーンはナイトメアのファンはニヤリとさせられますよ)

「トイ・ストーリー」以降のフルCG製作のディズニーアニメに見慣れた人から見ると、どこと無く古さを感じさせられるかもしれませんが、それはバートンが意識的に狙った画面であって、この作品の魅力を損なう訳ではありません。

決して明るい話ではないけれど、ほんのり暖かくちょっぴりホロリとさせられる、ティム・バートンらしい小品といった感じの作品です。

☆☆☆