デイ・アフター・トゥモロー (2004/米)


ローランド・エメリッヒ久々の超大作映画。

地球温暖化に伴う異常気象から発生した巨大ハリケーン・大洪水、そして氷河期と、

これ以上派手なデザスタームービーは作れないのでは?と思わせるほど派手な、エメリッヒらしい映画になっていました。

第一印象としては「ディープインパクト」「ID4」「GODZILLA」を足して3で割ったような、

まさに観る前からイメージしていたような感じの作品でした。


正直、ストーリー的にはたいして見るべき点は無く「見ている間は楽しいのだが」という典型的なパターンです。

感動するとか泣けるとか人生に大きな影響を与えるとか、そういったものを期待していくと肩透かしを食います。

というのは、この監督のスタイル自体が「あまりメッセージ性を盛り込まず娯楽作品に徹する」というものだからなのです

(少なくとも俺はそう認識しています)。

だから地球温暖化に関しても強いメッセージを突きつける訳でもなく、アメリカを非難する訳でもなく、

ただ「目の前に起こった惨状を乗り切ろうとする人々」を描くことに徹底しています。

本来パニックムービーとはそういうものでよいと思うのですが、この監督の場合、見た後の印象がイマイチ薄いのは何故なのでしょうねえ?(^-^;)。

まあ、そんな訳でストーリーはどうでもいいのです。特筆すべきはやはりCG。

オープニングから始まって竜巻、大津波、凍結していく大地・・・。

刻々と凄まじい速さで目の前の風景が変わっていく様はまさに圧巻です。


普段の自分の持論として「CGの素晴らしさを映画のウリにする時代は終わった、CGを使っていることを感じさせない画面つくりをしていくべきだ」と人に話したりするのですが、

今作はCGのためだけに観に行っても十二分に楽しめる映画だと思います。

あと、気付いた点ですが、登場人物たちが、学生や黒人のホームレス、病人など社会的に立場の弱い人々が主人公になっていたのが印象に残りました。

パニック映画に付き物の"犬"もしっかり出ていました(使い方はイマイチでしたが・・・。)。


暑い夏にピッタリの娯楽映画でございました。



評価:☆☆☆