僕の神さま (2000/米) 



1942年、ナチス占領下のポーランドの農村に暮らす子供達のお話。

主役を「A.I.」のハーレイ・J・オスメントが演じています。

子供の視点から見たナチスの残虐さ、戦争の悲惨さが淡々と描かれています。 ハーレイ少年の演技も良かったのですが、トロという一番幼い少年の役を演じたリアム・ヘスという子役の演技が際立っていました。

目の前に起こる現実をその幼い瞳で受け止め続け、そのキャパシティを越えてしまったのか徐々に奇怪な行動をとり始める。 その行動の先に彼が見たもの、彼が行き着こうとした先は「ジーザス・クライスト」でした。

キリスト教徒ではない自分は、この映画を「観た」つもりにはなっていても「理解」はしていないのかもしれません。

最後にトロが列車に乗った理由は?

友達を救うための自己犠牲?

それとも彼の周りの社会に絶望し、見切りをつけたのか?

正直なところその判断は付きませんでした。

序盤はなんとなく「マイガール」や「秘密の花園」といった雰囲気だったのが、だんだんと深く考えさせられていってしまいました。

見終わった後「号泣する」とか「感動に打ち震える」というタイプの作品ではないですが、何か心の奥に残る作品でした。
☆☆☆