バイオハザードII アポカリプス(2004/米)
1作目が終わっててそのまま話が続いています。
冒頭でアリスのモノローグが入るので、見ていなくても大まかな話は分かると思いますが、
やはり前作から見た方がいいでしょう。
前作が1軒屋の中での騒動だったのに対し、今作では街全体を巻き込んだ話になってます。
このあたりはゲーム版での1→2のイメージを踏襲している感じですね。
ヒロインのアリス(ミラ・ジョヴォヴィッチ)に加え、ゲームでも活躍したジル・バレンタインが登場。
スーパーヒーロー化したアリスに対して生身の視点で物語を進行させます。
ダブルヒロイン、というか2人の視点で話を進めるというアイデアもなんとなくゲームを彷彿させますね。
それにしてもジル、ゲームのようなセクシーな衣装でアクションを披露してくれるのですが、
噛まれたら即感染してしまうことを知っているくせに肩まで露出した衣装で出撃するってのは
サービスにしても納得いきませんよ(^-^;)。
アクションはアリスの超人化した無敵っぷりが炸裂し、素手でゾンビをバッタバッタとなぎ倒していく様が爽快です。
(ブレインデッドの神父を思い出したのは俺だけ?)
ライバルキャラであるネメシスも格好よく存在感がありました。
ただ、2人の対決シーンはアップ多用&カットが細かすぎて見づらい印象でした。
もっとロングからじっくり見せてくれれば見ごたえのあるシーンになったでしょうに、残念です。
あと、不満ではないのですがこの映画「全く恐くない」んですよねー。
前作の「迫り来るゾンビと襲い来る感染の恐怖」というのが全く無く、ひたすらゾンビと戦うだけの映画になっています。
突然の出現や大きな音で驚かすタイプのギミックは沢山あるので、ドキドキはするのですが、「怖い」という感じではありませんでした。
これはゲーム版のバイオハザードでもそうでしたし、エイリアン→エイリアン2の時の内容の変化にも似ていますので、
続編の方向性としては間違ってはいないのかもしれません。
(そういえば「リング」→「リング2」もホラーからサイキックホラーに変わってしまってましたね・・・)
怖さを感じない原因は演出的なものもありますが、ゾンビの存在が過去のゾンビ映画と違って呪いや霊的なモノではないために、
観客も恐怖心が薄いのかもしれません。
そのあたりを納得した上で「ゾンビをなぎ倒すアクション映画」として捉えれば楽しめる作品だと思います。
ラストは「作ろうと思えばいつでも続編が作れる」ありがちな終わり方ではありますが、
これはこれでいいかと思います。
最後に、この映画は「バイオハザード」の世界観を使用したあくまでパラレルな話になっています。
ジルやネメシスが出てくるため、なまじゲーム版に思い入れのあるファンだと違和感を感じすぎて
素直に楽しめない可能性があります。
・・・それでもゲームの映画化としては屈指の面白さだと思うんですけどね。
評価:☆☆☆