
店の隅で商品だしをしていた時
「フロア−担当者 2番レジまでお願いします」
と店内放送が鳴った。
俺はレジからかなり離れた場所で作業をしていたので
誰か行ってくれるだろうと勝手に期待をしてレジへ行くのをやめた。
「フロア−担当者 2番レジまでお願いします」
1回目の呼び出しよりやや強めの口調で2回目の呼び出しがかかった。
さすがにマズイと思い作業を中断しレジへ行く事にした。
が、道中で接客が入り断念。
接客が終わり作業を開始しようとした時
「フロア−担当者 至急2番レジまでお願いします。」
その呼び出し声はケンシロウにとんでもない所に指を突っ込まれたザコが
発するようだった。
おいおいスクランブルかかってんじゃねえか!
歩いて現場へ急行。
現場が視界に入った時、お客さんはレジの人に怒鳴っていた。
自分は全速力で走ってきましたよと言わんばかりに
息を切らせるふりをしてお客さんに誠実さをアピール。
「おい!おまえんとこはどんだけ客を待たせるんや!!」
誠実さアピール失敗。
「大変お待たせしまして誠に申し訳ありませんでした」
低姿勢で謙虚さをアピール。
「俺はお客さんやぞ!!」
謙虚さアピール失敗。
上様ピンチです。
今更「どのようなご用件で」とは言えないので相手の出方を見ることにした。
「おまえんとこバラ売りのダンボールあんのか?」
「あ、はい12番通路の一番奥の棚の最下段にございます」
ん〜我ながら見事な案内だ、文句はないだろう。
「それは俺が取りに行って来いっていうことか?」
へっ?・・・それって ↑
こんだけ俺を待たせたから、謝罪としておまえが取りに行けよ。
ということですね。
ただ、うちはセルフサービスだから、あんたが取りに行けよ。
でも、こんな事言ったら、罵声を浴びるのが関の山だね。 (この間1秒)
常に俺達はお客さんにマウントポジションとられっぱなしだね。
辛いよねサービス業は。
ムカツクけどここは我慢しようぜ、なあ俺よ。
よし、この場合最も適切な言葉は・・・・ ↓
「何枚欲しいですか?」
まさに無条件降伏。
俺は秒殺の接客をしているが今日は
その後、お客さんが頼んでもいないのに自主的にかつ迅速に
ダンボールを紐でくくって差し上げ、
「ありがとうございました!」と最敬礼でお見送りして差し上げました。
ほんと怖いわ、この方達。