バイン10周年記念ライブ、大阪は野外の会場です。10日前に渋谷CCレモンホールで同内容のライブをやっていて、セットリストをネットで見ると思い切り初期に偏った選曲で、いつの時代だ?と思ったのですが不思議とあの曲を今生で聴けるんだぁ見たいな感覚は沸いてきませんでした。ライブで古い曲も比較的まんべんなくやってますしね。バインの場合これがどうしても聴きたいみたいなイチオシの曲ってないんですよ。トータルとしての曲の持つ感じが好きなだけで。

会場である大阪城野音には今回初めて足を運びました。天候は曇りで雨が降るか降ってないかみたいな状態。席つきで僕はアニキ側の少し後ろのほう。席が階段状に上がっているのでステージの足元もよく見えます。これは普段のバインのライブではない感覚です。普段ならフロアのほうが低くてギターもよく見えないときがあるからなぁ。開演は5分ほど押して相変わらずのゆるーい感じでメンバーが登場。1曲目はいけすかないです。久々に聴いたカーブ、そして白日、鳥と続きます。これ、セットリスト前もって見てなかったほうがかなり楽しめたかもしれない。

MCでは田中さん、「今日は来てくれてありがとう」、をかなり多めにいってました。あとは大阪時代からのバインの歩みを所々で語っていましたね。「ミニアルバム覚醒の詩には大阪の景色、想いが詰まっている」みたいな。そしてその流れで「そのアルバム覚醒がリマスタされて再発しております。」とセールストーク。「ちょっと聴きたなったやろ?」と。あとはお前ら普通のライブにも来いよ、今回チケットの売れ行き(が良すぎて)にとまどったわ。と言ってました。

他メンバーのMCも短めながら今回はありました。亀ちゃんは「また10年後に会いましょう。」西川さんは「次の曲のハモのことで頭がいっぱいです。」と言ってました。今回西川さんのコーラス担当が多かったように思いました。そらとかサビをあんなハモってたかなぁと。まぁリーダーがいなくなってからコーラスの割り振りも変わってるんでしょうけど。

途中、覚醒の5曲をアルバム収録の順に演奏していったりしてこれはかなりのサービス精神だなと思いました。Through Timeではちゃんとアルバム通りに声にエフェクトがかかっていてステージバックにはフラッシュバック的にサイケデリックな映像が映し出されていってます。初期以外の選曲もほんの数曲を除けばリーダー在籍時に出した曲で、裏テーマは西原誠だな、と。アンコールの最後まで窓をやらなかったのでこれはひょっとしたらリーダーが出てくるんじゃないかと思ってたのは僕だけではないと思います。

新曲はどうだろ?似てるのだとBREAKTHROUGHみたいな感じだったかな。疾走感溢れるナンバーだったと記憶してます。

最後窓で終わるわけはないだろうと思っていてやっぱり最後はeverymanかなと思ってたんですけどhereでしたね。時間制限があるらしくてライブ途中何度か[「サクサクいきます」とか話の途中で「こんな話をしてる場合ではなかった」みたいなことを言ってましたが最後に「あと1曲くらいやれそうやからやります。」と言ってhereで終わりました。バインの曲のなかでこれが一番感情が込められている曲だなと思います、深いですよ。

結局最後まで天気も降らずにもってくれてよかったです。本編終わりで多くの人が両側にあるトイレにかけこんでいったのがなんか笑えた。まぁ野外で冷えますからね。特にこの日は前日までとは打って変わって肌寒かった。

GRAPEVINE

2007.09.29 大阪城野外音楽堂

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SET LIST

  1. いけすかない
  2. カーブ
  3. 白日
  4. 君を待つ間
  5. そら
  6. 覚醒
  7. 手のひらの上
  8. 恋は泡
  9. Through Time
  10. Paces
  11. Rubber Girl
  12. パブロフドッグとハムスター
  13. 光について
  14. 超える(新曲)
  15. スロウ
  16. Soul Foundation
  17. R&Rニアラズ
  18. Blue Back
  19. Fly

アンコール

  1. ふれていたい
  2. 風待ち
  3. Time is on your back

ダブルアンコール

  1. here