GRAPEVINEとGOING UNDER GROUNDの2マンライブに行ってきました。僕はGOINGは去年1回見ただけのビギナーですが、このときのライブでちゃんと見ていいバンドだなと思っていたので今回のライブはどっちもお目当てと言えて、非常にCPの高いライブでした。
今回は整理番号がかなり遅かったのでダイアモンドホールのおなじみ、後ろのちょっと高いところ、いわゆるひな壇の2段目で見ることにしました。前にいたのはGOINGファンの女の子2人組でなんかおとなしめそうだし気にすることなく見れるかなと思ってたのですが、、、、まちがいでした。いわゆるアイドル的な乗り方をしていて後ろにいてなんか目障り。で、その女の子達の前は1段目のひな壇なのですがそこにかなり広いスペースができてました。暗転したときにそこに行けば良かったとちょっと後悔しながらGOINGのライブを見ていたのでした。ライブ自体はとても良かったですよ。GOINGお得意の清涼感あふれる曲群が約10曲ほど。タイトルがわからないので全部かけませんけどハートビートとトワイライトとSTANDBY MEはわかりました。 途中にはラップで自己紹介するコーナーもあったりギターの人が歌う曲もあったり、相変わらずキーボードの人はろくに弾かないで前に出てきているし、なによりボーカル松本氏のしゃべりがうまいです。女子ファンがくいつきそうなダイエット話なんかをさりげなく織り交ぜたりして、あまり知らないお客さんでも引き込まれていく感じ。1曲目はドラムソロから始まる曲だったのですが音がすごい太くて、丈さんでしたっけ、華奢な体なのにこの音が出るのはすごいなと思ってみてました。松本氏はバインとライブが出来て5年越しの夢がかなったと言ってました。前回、トライセラと一緒に出たイベントでも確かそんな感じのことを言ってたような気もしましたが。メンバー二人がバインの楽屋で麻雀をしてしぼりとられて帰ってきた、らしいです。
GRAPEVINE SET LIST
アンコール
GOINGライブが終了後、1段降りて空いている前のスペースに移動しました。ライブ開始前は周りの人が座っていましたけど、ライブが始まるとみなさん立ちあがって前に詰めるもんだから少し後ろに下がるとほんと前後左右かなり間隔が空いているのです。これはいいポジションだなと思って最後まで楽しめました。バインのライブはGOINGとは対照的にMCよりも演奏そのもので引き込んでいく感じ。知らない人は圧倒されておいてきぼりくらうでしょう。自分が見る場所を変えたからかもしれませんけどGOINGのときよりも音がぶ厚かったように思います。
この日のバインのセットリストはバインファンならばかなり満足のいくものだったと思います。ファンまでおいてきぼりくらわせるようなセットリストを組むこともあるバインですがこの日はそうではなかった。シングル曲が今度でるのも含めて5曲あるし、アルバム1曲目の曲が3曲。EVERYMANも実質シングル的な位置づけだから選曲的には近年のものに偏っているものの、非常にファンサービス的セットリストであると思います。
1曲目は亀ちゃんのドラムで「いけすかない」だとわかりました。そして2曲目率の高い「REVERB」。そしてバイン流ひねくれポップ「放浪フリーク」と続いていきます。一呼吸おいてMC。「このしゃちほこども。手羽先野郎ども」、と毒をはいておりました。5曲目に披露した新曲はジャパンサーキットでもやっていた曲。バイン的切ない感じの曲です。シングルぽいなと思って、で、その後で次回のシングルになるFLYを初めて聴いたのですが、これは新機軸な曲だと思いました。大団円的というか最後に向けて盛り上がっていくというか今までのバインの引き出しにはなかった曲。あえて近いのをあげるならばBDSかな。とにかくまだ聴いてない人は期待していいと思いますよ。それと、マリー〜豚皿の「静→動」の流れも反則的にかっこよかった。後半はミスフライハイ、その未来でボルテージを上げておいて最後はじっくり聴かせるEVERYMANで余韻を引きずる終わり方。
この日の数日前に東京でピロウズとの対バンライブがあったそうでこの日もそのときと同じセットリストだったようでした。でもピロウズとのときはバインが先だったのに対し、この日はバインが後。ということはアンコールがあるわけで何をもってくるのかアンコール待ちの間にHEADかYELLOWかニアラズかなどと考えていたのですが「夏も終わりということで激レアなやつやります。」と言って始まったのは「ナツノヒカリ」でした。これはほんとに想定外。GOINGの爽やかソングに匹敵する涼しげな1曲でした。そして最後はやっぱり定番、ニアラズで締めでした。そしてこれまたお約束のように着ていたTシャツを客席に投げ入れて帰っていきました。