6年振りのCoccoのライブに行ってきました。6年前はガイアックスの簡易ホームページにライブレポを書いて、もうそれは消えてしまっているのですが、その間にCoccoは活動停止してしまって、だからまたこうしてライブレポを書くときがくるとはちょっと感慨です。

ZEPP NAGOYAは今回のツアーのなかで唯一のスタンディングのハコです。取れたチケットの整理番号は470番台。そこそこ前で見ることは可能な番号です。いつもはまったり後ろで見ることが多いのですが今回は前に行って見ようと思いました。6年前の武道館ライブのときの客層を考えるとそんなに暴れるようなお客さんもいないだろうからスーパーカーのときみたいに最前でもみくちゃになることもないだろうと。今回のグッズのなかにガチャガチャが用意されていて100円玉5枚で1回できて、ピンバッヂなんかがランダムで入っている情報を仕入れていて、ここ数日買い物するときに100円玉でおつりをもらうようにしていて、4回ぶんできるくらいの100円玉を持っていたのですがあいにくガチャガチャは公演終了後のみと書いてありました。なので自分の番号が呼ばれるとグッズにはわきめもふらずにフロアに行きました。フロア内に柵が何本かあって仕切られているのですが多分3本目の柵のところ、ステージ向かってやや右側に陣取りました。グレイプバイン西川氏が今回のツアーにサポートとして参加していることを聞いていて立ち位置が左側らしかったのですが、メインではないし、ここはDSL長田氏のプレイを見ようと思ってそのまま右側にいました。やっぱり客層がちょっと変わってました。僕の前にいた女の子二人組は手話で会話してたし、その前にいたおっさん二人組はふたりとも頭がヒナ状態。斜め前には背の高い男二人組がいてそいつが壁になって西川さんが来るであろうポイントが見えづらい。まぁ、どこに陣取ってもベストなポジションはなかなかないわなと思って始まるのを待ってました。

7時10分くらいで場内が暗くなりバンドメンバー登場。西川さんもいます。そして音速パンチのイントロが流れてきました。このタイミングで柵の前のところまで行ってみました。なんとか視界が広がった。そのままその位置で最後までライブ見ることができました。最後にCoccoが登場。薄いピンクのワンピースに花を編んだ王冠をかぶって登場しました。はっきり顔をみてとれます。やっぱり前で見て正解だ。まさに孤高の歌姫。テレビとかでは挙動不信なのに、なんか余裕がある感じ。セットリストの情報はあまり詳しくみてなかったので次の曲、首のイントロでうぉぉ、キタキタキターって感じ。そしてギターから始まるこの曲は眠れる森の王子様です。ファーストから立て続けに来られてノックアウト寸前ですよ。

 

Cocco Live Tour 2006 〜ザンサイアン〜

2006.08.03 ZEPP NAGOYA

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SET LIST

  1. 音速パンチ
  2. 首。
  3. 眠れる森の王子様
  4. Swinging night
  5. 夏色
  6. 樹海の糸
  7. RAINING
  8. MY DEAR PIG
  9. Beauty C
  10. 新曲
  11. 強くはかない者たち
  12. 愛うらら
  13. 野火
  14. カウントダウン
  15. インディゴブルー
  16. 暗黙情事
  17. 陽の照りながら雨の降る
  18. 流星群
  19. 焼け野が原
  20. Happy Ending
  21. 新曲

ここでMCがありました。しゃべりだすとそれまでのパフォーマンスとのギャップがすごくあってほんわかしてるのですが、内容的には新潟から飛行機でひとりで名古屋に来ることになっていて、新潟空港でソバ食べながらちっちゃい飛行機を見ていて「あれ(に乗るん)だったら受けるね。」と言っていたらほんとにその飛行機だったという話と、マネージャーからお金もらい忘れて4004円で中部空港に来て名古屋駅に来るまで830円使って、さらに切符をなくしてしまってさらにお金払って、ホテルでご飯食べようとしたけれとこれ以上お金使ったら明日の朝動くためのお金がなくなるからがまんすることにして、そしたらトランクからドラムのテツからもらったヨーヨー麺が出てきてそれを食べて生きながらえたという話でした。

次はMステでも歌ったSwinging night。 間奏では踊っていました。1曲はさんで聞こえてきたイントロは樹海の糸です。そして、次の曲イントロのアコギでは何かな?と思ったのですが歌いだしたのはRAININGではないですか!この曲はラプンツェルのツアーでは歌わなかったし、歌詞の内容的にもいまのCoccoとはちょっと違うのでまさかこれはやるとは思っていませんでした。一番のサプライズです。

ここでまた、MC。名古屋駅まで電車に乗っていて景色をみたかったのに隣の人から携帯のメールを見られていると勘違いされてやな顔されたという話のあと、なぜなぜボックスという箱が登場しました。ここにこれまでのCoccoの曲タイトルを書いた紙が入っていることでそのなかから引き当てた曲をやるとのこと。でもバンドメンバーが全員アコースティックスタイルになっていたのでおそらく激しい曲は入っていないような気がしました。今回Coccoが引いたのはMY DEAR PIG Beauty C そして北海道のライブでコードをつけたというできたての新曲(確か全面敗訴と言っていたような)どれもよかったです。MY DEAR PIGはCoccoはリコーダーを吹いていました。あまりうまくはなかったけど。そして新曲はカントリー調の曲でした。

ここでまたバンドスタイルに戻って西川さんのイントロで始まった強くはかない者たち。そしてここからザンサイアンの曲が少し続きました。アルバム単位で聴いたときはイマイチかなと思っていたのですがこうしてライブで聴くとまた印象が違ってきます。昔の曲で熱くなったり感慨に浸って、そしてザンサイアンの曲でひといきついてゆったり聴き入って。いいアクセントになってました。

次はカウントダウン。あとで焼け野が原を歌ったときにも思ったのですが、やはりかつてのインパクトは薄くなっているなと思いました。セルフカバーをしている感じとでもいうのか。そりゃ声も当然本人なんだけど、歌に本当に魂がのっているかというとそうでもなかったような気がしました。すごく丁寧に歌ってましたしね。ぎりぎりの感じがなくて余裕で歌ってる感じがしました。

またここでザンサイアンから激しいの2曲。

そしてここでもMC。今日の朝、熱田神宮にいったそうです。所持金1253円。1円単位で請求されてないのに4円から3円になってたそうです。ごまだれのきしめんを食べてぎりぎりで帰ってこれるだけの電車賃は残ってたんだけど、お賽銭箱が所々においてあってどんどんお金がなくなっていって、絵馬も描きたかったけどがまんして、おみくじもできなかったそうです。お迎えが来るまで椅子に座って昼寝してたら3時になってて、やばいと思って栄までバスに行ったところで残りのお金でマネージャーに電話して迎えに来てもらったそうです。そのせいで会場に遅刻したそうです。

次は陽の照りながら雨の降る。そろそろ終盤だなと思いました。そして音速パンチカップリングの流星群。で、これもやらないのかなと思っていた焼け野が原。Mステラストライブのときほどの迫力はありませんでしたが、しかしこの曲もぜひ聴きたかった1曲なので満足でした。Happy Endingそして最後に新曲をやって終了。アンコールはありませんでした。

印象的だったのがやはりCoccoが終始笑顔だったということです。かつての悲壮感漂う感じが全くありませんでした。歯を矯正して笑顔が綺麗になってたというのも大きいかもしれない。もう1回くらいどっか押さえとくべきだったな。来年はツアーあるんでしょうか?