LIFE SIZE ROCK

2005.09.10 難波hatch

サマソニで見逃した木村カエラ、彼女のライブを一度見たいと思って今後のライブ予定を見ていたらこのイベントに参加することを知りました。チケットが発売された後に彼女の出場が決定したようです。他のメンツもフジファブリック、トライセラ、GOING UNDER GROUNDと、どれもちょっと興味あったのでこれはお得だな、と。フジファブリックは音楽チャンネルでPVを見ていてメロディと歌い方が独特だなーと思っていたし、トライセラは最初のサマソニで見て以来、GOINGは邦楽ROCK勢でも中堅的な位置にきてますよね、でも自分はあまり曲も知らないので一度ライブがどんな感じなのか見ておきたかったのです。
チケットはヤフオクで定価より安く買えました。しかもわりと整理番号も良い。難波hatchでまったり見る分にはベストの位置と言えるフロア後方の柵のところに余裕でいけました。カエラが最後に決まったので最初の出番かと思ったのですが、ステージを見るとキーボードが前にセットされていたので一番手はフジファブリックだと気づきました。ほぼ時間どおりにライブは始まりました。フジファブ、1曲目は「タッタッタラ〜タッタラ〜ラ〜♪」っていう曲名知らないんですけどPVで女子高生が向かい合っていきなり踊りだす曲でした。やっぱりメロディが独特だ。MCでは11月に出るアルバムやジョンレノントリビュートの宣伝をしてました。「俺がリスナーなら必ず買うくらい(出来が)いい」そうです。見た感想としてはボーカルがやや不安定かなという気がしました。
で、2番目はお目当ての木村カエラ。Tシャツとピンクのズボンで登場。小さかったです。バックのメンバーは以前M-ONで録画していたライブのメンバーとは若干違ってました。多分キーボードの人はSINGER SONGERの堀江氏だったと思います。いきなりリルラリルハでスタート。でもあまり客が乗ってません。ギターのモヒカンの人が煽ったりしてましたが不発。どうなんでしょ、カエラちゃんみたいなポジションは邦楽ロック好きな客層からすれば中途半端なのかなー、と思いながら見てました。MCではたこ焼きが好きとか、ベタベタな大阪媚び売りトークでこれもどうなのかな、と。あと、奥田民生が作曲したという新曲が出ると言っておきながらその曲をやらないというのも、あら?って感じでした。ステージパフォーマンスなど客を盛り上げる術をまだ身につけてないなという感想でした。5曲で終わりましたが聴きたかったはだいたい聴けたのでまずまず満足。
次はGOINGかなーと思ってたらトライセラでした。、サマソニ以来5年振りに観ます。最初の曲は聞き覚えのある曲だなーと思ってサビでわかりました。ロケットに乗ってです。続けざまに一番売れたであろうGOING TO THE MOON、さっきまでとはうって変わってお客さんものってます。みんなトライセラファンだったのかーと思いました。和田唱のMCでは「俺達デビューして8年立つけど以前はこういうイベントでは一番年下だったのに今日は一番年上だ、時間の流れはおそろしいということで・・・」みたいな話しをしてました。で、「次の曲はm-flowのボーカルだったリサと一緒に出したBELIEVE THE LIGHTという曲を、今日はリサちゃんのパートを木村カエラちゃんが歌ってくれます。」と言って客がかなり沸きかえりました。すると「うそうそうそー、ホントはGOINGの松本君が・・・」というとそれでもまた客が過剰なリアクション「それもうそ、期待させといてなんだけど、俺が全部歌うから。」というオチでした。この曲の最後でトライセラお得意の各パートのソロフューチャーが始まり、そのまま最後の曲ではDAYTRIPPER, JUMPING JACK FLASHなどこれまたお得意の洋楽ロック殿堂曲をメドレーで挟んでました。いかにもトライセラらしいライブでおなかいっぱい。
これのあとのGOINGってどうなのかな、と思ってましたがトライセラに劣らずGOINGが登場したときの声援は大きかった。あと曲のイントロが聞こえたときの反応も。正直言ってボーカルの松本さんのキャラしか印象になくて今回初めてバンドメンバーを見ましたが皆さん今風で特にベースとキーボードの彼はホスト風でイケメンさんなんだなと。曲もほとんど初めて聴くものばかりですが美メロですね。シンセがかなりフューチャーされてて、でもキーボードの彼は自分の位置を離れてよくステージ前に出てきてました。1回客席から(舞台袖だったかも)ドラを叩くバチが飛んできて、それをキャッチしてバーンとドラを叩いてました。MCでは「今日は大阪ドームでSMAPがGIGってるらしい。埼玉のSMAPと言われる俺達としては今日は頑張らないといけないでしょう。」みたいなことを言ってました。
GOINGだけはアンコールもあって終わったのが10時まえだったかな。出演したどのアーティストも外れがなくて楽しめました。GOINGはちょっとアルバム聴いてみようと思いました。こういうのから聴くアーティストの幅が拡がっていったりするんですよね。

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