GRAPEVINE ライブレポ

2001.11/29 クラブダイアモンドホール

グレイプバインのライブを観るのはこれで5回目、最初はブリグリ目当てで見に行ったイベントライブのトリで出ててちょっと気になってただけだったんですけど、今では好きなバンドのひとつになっちゃいました。前回みたのはちょうど去年の今頃だったかな、それからの1年の間にシングル3枚、アルバム1枚、そしてリーダー西原氏の一時休養のニュースがあったわけです。

ダイアモンドホールは半年前ラフィンを見に行ったアポロシアターと同じ所にありました。渋谷AXと広さ的には同じくらいでしょうか。昨日のコンタのライブと違って今夜は若い子がたくさんです。女の子が割りと多いんだよね。メンバーもたいしてオトコマエではないし、曲もカラッとしたものではないのになぜだろう?といつも思います。
今回のツアーはソングメニューが2パターンあるというふうに聞いてたのですが、この日は”I found the girl”で始まるパターンでした。夏のインストアライブをテレビで見たときの西川さんの髪型はなんかマシュルームカットっぽくてヘンだなぁと思ったんですが、すっかり髪も伸びて元に戻ってました。1曲目がゆっくりめな曲だったんで、盛り上がりもじわじわって感じだったんですが”ふれていたい”のときにガ〜ッと盛り上がりを見せました。それまで中央の田中君の側にいたんですけど押されて右の西川さん方面に流されていきました。
”風待ち”は私も家でギターで弾いてるのでどこを押さえてるのか指の動きを見てました。
中盤はバイン真骨頂の大人タイムです。9〜13までの重い流れはなんというか曲のうねりに呑まれてるって感じですね。
やはり西原氏がいないせいでMCが物足りなかったです。田中君も「いつも同じこと言ってる」みたいなこといってましたし。以前までは西原氏のケンカ腰MCで客との掛け合いをはかっていたのでムードメーカー不在ってのはちょっと大きいかなと思いました。その分、今回は演奏する曲数が増えてるのかな。
そして、後半は14〜19まで怒涛の盛り上がり曲のオンパレードです。特にこれまで西原氏の腱鞘炎を考慮して封印状態にあった”白日”を演奏してくれたのが嬉しかった。そして最後は再びゆっくりな曲”アルカイック”で本編はおしまいでした。
アンコールは”OUR SONG”にカバー曲、そしてアマチュア時代からの曲”SOUL FOUNDATION”でおしまいでした。今回のツアーでの曲はほとんどがシングル”ふれていたい”以降の曲で占められてて、新しい曲がたくさん聴けるという嬉しさの反面、これまでの代表曲的なのがひとつもセレクトされてなくてそれがちょっと不満ではありました。せめて「スロウ」だけでも聴きたかったとこですが、なにやら前日のライブでは演奏してたそうで。でも十分に楽しめました。
SET LIST
1 I FOUND THE GIRL
2 君が嫌い
3 100cc
4 DISCORD
5 ふれていたい
6 LAMB
7 ポートレート
8 風待ち
9 フィギュア
10 坂の途中
11 壁の星
12 波音
13 パブロフドッグとハムスター
14 BUSTER BLUSTER
15 白日
16 SO
17 HEAD
18 BDS
19 YELLOW
20 アルカイック
E1 OUR SONG
E2 アルクーパーのカバー
E3 SOUL FOUNDATION

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