3月の渋谷AXでのイベント以来、2ヶ月ちょいぶりのfra-foaライブです。今回は1stアルバム発売後の初めての全国ツアーでした。名古屋は8回行われるツアーの中で仙台、東京に続き3ヶ所目です。開場時間の少し前に夕立があって、あいにく傘を持たずに出たのでまだ名古屋の土地感も全然ない中、ぴあマップを頼りになんとかE.L.L.にたどり着きました。 E.L.L.は渋谷ON AIR WESTとだいたい同じくらいのハコじゃないでしょうか。名古屋では初ワンマンということでまだfra-foaの知名度もそれほど浸透していないのでしょう、満員というわけではなく、私は会場の一段高くなっているところの柵のところ、ギターのたーぼーの真ん前という当たりに陣取りました。 開演の7時を少しまわったところで、いつもの登場ミュージックが流れ、メンバーが出てきました。1曲目は「真昼の秘密」です。アルバムで聴くより遥かにギターの音が分厚いです。ま、普段大音量で聴かないですから当たり前ですけど。(^^;そのまま2曲目、「夜と朝のすきまに」へと続きます。この曲は初めて私がライブで聴いたfra-foaの曲です。ここでたーぼーのMC、「今日は雨が降ったけど、いったい誰が雨を呼んでんだか・・・」というような内容でした。次はアルバム未収録の「消えない夜に」。この曲は去年の5月のライブ以来、聴くのはまだ2回目です。次のアルバムには是非収録してれてほしい曲です。続いて、渋谷でのライブではカンペを見ながら唄っていた「3日前にできた」という新曲。平塚さんのベースからはじまるfra-foaには珍しいテンポの速い曲です。今回はカンペはありませんでしたが、所々、歌詞を思い出せないのか、歌わない箇所がいくつかありました。この曲は去年のライブで何回か聴いた「青い空に浮かぶ子」という曲に雰囲気がすごく似ています。ひょっとしたら、この曲を発展させたのかもしれません。実は19日の東京、渋谷クラブクアトロでのライブをVIEWSICが生中継していて私はその録画を知人に頼んでいたのですが、そのビデオが23日に届きました。で、ビデオを予習がてら見ていったのですが、名古屋でのライブも渋谷と全く同じ曲順でした。そういう意味では、次に何の曲やるか前もってわかってしまったのでちょっとわくわく感はなかったかもしれません(^^; |
SET LIST
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ここで、観客のひとりが「ちさ子さん、なんかしゃべって〜」と言いましたが、しゃべりだしたのはまたもやたーぼー。「俺の話もちょっと(聴いてくれよ)、」衣装のツナギが新しくなって、「どうよ?」と聞くと、観客から「かっこいい、シブい」との声。ここでちさ子さんが「でも(髪が)三つ編み」とつっこみを入れてました。次は「プラスチックルームと雨の庭」、私が特に好きな曲のひとつです。「青白い月」ではギターの音が合ってなかったのか、イントロの途中でやり直しになりました。たーぼー曰く、「今日はリハのときから落ちつかない」そうです。途中、一部、歌詞が変わってたと思います。「ここのアザもいつか彼となって〜♪」と聴こえたんですが実際はどうなんでしょう?またもやたーぼーのMC。「名古屋でライブをやるのは4回目で、4回目でワンマンをきっていただけたと、みんなのおかげ、スタッフやみんなにありがとう。そんなみんなにこの曲を。」そしてちさ子さんは「4回目だけど今日は今だけのライブをします。」そして始まったのが「小さなひかり。」最新シングルです。渋谷クアトロのビデオを見たとき、この曲はこれまでライブの最後にやっていた曲なので、ライブ中盤でこの曲のイントロが流れてきたのでちょっと意外でした。この曲も少しCDの歌詞に付け加えている部分があるように思います。ここでちさ子さんのMC「今日、みんながここに来てくれていることがうれしい。」そしてがらっと話題を変えて「朝の教会は好きですか? 夜明け前に霧がかかった湖沿いを歩いていくと教会がある」と話して次にの曲を歌いだしました。「冷たい朝」です。この曲はライブで聴くのは初めてでした。そして、髪の毛が乱れてないか気にするたーぼー、三つ編みの曲がりが気に入らないと言ってました。またもやここでちさ子さんが「いつもそんなこと気にしないのに。」とつっこみをいれてました。 ここからは後半戦、fra-foaの轟音の真骨頂です「澄み渡る空、その向こうに僕が見たもの」〜「君は笑う、そして静かに眠る」と続きます。それまでは割りとおとなしめだった客もここらからは盛り上がりはじめました。「君は笑う〜」ではちさ子さんジャンプしまくりです。ちさ子さんの「ちゃんと届いてる?感じてる?」の言葉の後、アルバムタイトル曲「宙の淵」、途中でちさ子さんはステージから消え、3人でのセッションがはじまります。たーぼーも前に出て客を煽ります。ちさ子さんもステージ脇で座って上体をスウィングしてます。そして本編最後の曲、デビュー曲の「月と砂漠」です。ちさ子さんはマイクスタンドを振り回してます。何回見てもただただ圧倒されてしまうこの光景、その余韻を引きずりながらアンコールを待つのでした。アンコールは新曲と多分カバー曲の2曲でした。新曲のほうは「踊る少年」系のリズムがかっこいい曲、カバーのほうはブルースっぽい曲でした。カバーのほうは英詞だったんですが唄いこんでる感じがしました。最後の曲をやる前にちさ子さんが「名古屋の人は仙台と同じでも熱いものを中には持ってるんだけどなかなかそれが表に出てこないんだよね。でもわかってる。」と言ってました。fra-foaの曲はどの曲も歌詞が重いせいもあって、騒ぐというよりもじっと聞き入ってしまうんですよね。最後、ステージから去るとき、ちさ子さんは最前列の客の手に端から端までタッチして行きました。あんな風にしていったのは私が見た中では初めてだったのでちょっと驚きました、私も最前まで行けばよかった・・。9月にもアンコール公演があるのですが、これも行けたらいいなと思います。 |