劇場版仮面ライダー555 パラダイス・ロスト感想
つーわけでパラダイス・ロスト感想です。 TVとは別物という事で555初見の人でも楽しめる構成になっていたと思います。 つーかストーリーがかなり詰め込んであるんで理解しきれない部分も少々。 メイン客層の筈の子供達がどこまで理解出来たのかが気になったり。 この映画の目玉、キャッチコピーにもなっている1万人ライダー部隊。 どう見ても最初の回想シーン以外1万人もいないんですが。 しかも1万人も雁首揃えて真理とファイズギア逃がしてるのはどうよ。 まあアレは狙いは巧だけだったのかもしれないけど。 ある意味この映画最大の見所かも知れない草加君。 とりあえず序盤の主役は彼です。 散々序盤で草加らしさ全開で我が物顔でしたが開始10分程度で灰化。 見事な噛ませ犬っぷりです。 ただ出番少ない割に存在感はかなりあるなと。 つーかこいつは嫌な奴系だと思うのですが巧とかとはまた違うベクトルでカッコいいです。 特にサイガ戦前の彼はまさしくヒーローです。報われてないけど。 映画限定ライダーその一、サイガ。 バリバリ英語で喋ってるんで何言ってるのかサッパリ分かりません。 日本における受験英語の有用性が問われます(←自分の英語能力の低さは棚に上げる) というか他全部英語なのに変身時のかけ声は「ヘンシン!」 ライダー変身のかけ声は万国共通のようです。 あとピーターが変身する時携帯を一度放り投げるのがいいですね。 変身シーンはそれぞれ個性が出てるので好き。 啓太郎カイザ変身もらしさが存分に出ててよし。 我らが主役ファイズ、巧は最初記憶失ってますが 真理に会う事で結構あっさり記憶戻ったり。 つーか偽の記憶植え付けなんてそんな簡単に出来るのか!?とか思った。 ファイズの戦闘、アクセルフォーム最高です。 TV版では最近忘れられぎみな感のするAFですが、 クリスマ乱舞とか壁走りとかその強さを見せ付けてくれます。 また最終形態のブラスターモードもいいんですがオーガ共々あんまり強さが伝わりにくかったような。 ラストバトルに限らずバトルシーンは全部感涙モノのカッコよさなのですが ラストは巨大オルフェノクが強すぎたような気も。 つーかあのオルフェノクはアバレラストに居たメガノイドなの? そしてこの映画最大の見所は個人的には海堂&結花ラストシーン。 特に海堂告白のあたりはこの映画屈指の名シーンかと。 オルフェ三人組の中で一人だけ激情態にパワーアップしてない(剣が増えてるけど)海堂さんですが、 活躍度では他の二人や全体から見ても見劣りしてません。つーかむしろアンタが主役(オイ) せめてTV版ではこの海堂&結花は幸せになって欲しいなと思いました。 木場の最後もよかったね。やっぱりTV見て思い入れのあるキャラの最後は何かくるものがあります。 逆に映画版キャラのミナの最後は個人的にはちょっと。 もう少し描写が多かったら変わってたかもしれないけど。 あと見せ場といえばやっぱり巧のオルフェノク化でしょうか。 つーか某掲示板見てたらネタバレくらっちゃったんで事前に知ってたんですがそれでも驚き。 予想できない事もない事柄とはいえ突然の変身で劇場の人々も社長&スマレ同様に驚いていたと思われます。 この覚醒は巧が木場の夢を継ぐという点で重要なものであるのかなと感じました。 巧と真理が手を繋ぎ歩いて行くラストシーンも最高。 むしろもうこれでファイズ感動の最終回を迎えてしまったような気がするんですが。 去年の龍騎じゃないけどこれもある意味エピソードファイナルだよなあとか思った。 |