ところが、帰って何日かすると、右足の親指に付け根が少し痛みが・・・。まずい、二年ほど前の悪夢がよみがえった。そうだ、痛風の前兆だ。
二年前は、初めてのことだったので、しばらく様子を見ていれば引いていくだろうと安易に構えているうちに、どんどん、痛くなり、ついには夜も寝られないほどになったことがあった。
痛風とは、確か、風が吹いても痛いからきている病名だったと思い知らされた。
今回は、二回目だったので、無理をせず様子を見ていた。
すると、やはり、どんどん痛くなり、3日目には、歩くのにも足の親指が痛い。仕方なく、左足だけつっかけをはき、右足は靴下をはいたまま足を引きづるような始末。夜も痛みで寝苦しい。
次の日、ビワイチから4日目には、ついに、病院通いとなった。
レントゲンを撮ってもらうと、足の親指と人差し指に少し異常があった。
医者曰く、親指の外側は老化による骨の劣化、人差し指の上から数cmの位置にはカルシウムの小さな塊があり、おそらくこれは、水分不足によるカルシウム沈着で、早口で医者が病名を言ったがよく聞き取れなかったが、帰ってからネットで調べると「
ピロリン酸カルシウム結晶沈着症(CPPD)」であるらしいと分かった。
左の図( 拡大)で、関節内に尿酸ナトリウム塩結晶がたまるのが痛風、ピロリン酸カルシウム結晶がたまるのが偽痛風である。偽痛風は、痛風に似た症状で偽痛風とも呼ばれているらしい。
すなわち、痛風は過剰尿酸が原因、偽痛風はピロリン酸カルシウムが原因とされているらしい。
私の場合、尿酸値は少し高めであるが、すごく高いというわけでもないので、医者曰く「偽痛風」だろうということであった。
自覚症状としては、この前の左足の痛みと若干違う気もするが、今のところは、よくわからない。
ネットで医者のコメントなどを見ても、痛風は中年男性に多く足の親指の付け根に症状が起きることが多い、一方、偽痛風は、ピロリン酸カルシウムの沈着が原因であるが、なぜ増えるかの原因は現時点で不明であり、加齢が原因で80代の高齢女性に多いなどの特徴があると。
従って、私の場合は、両方疑わしいが、現時点では、よくわからないというのが正直なところである。
原因が不明であり、どう対処したらよいのかも不明なので、うざうざとこの症状と付き合っていくしかないのかなと思っている。
痛みや腫れが引いてきたら、無理をしない範囲内で、ビワイチを再開したいと思っているし、おかしいなという前兆らしきものがあるので、早めに医者を受診し、早めに対処するようにすれば、何とか苦しまずに、乗り切っていけるのではないかと思っている。
読者の方の中にも、同じような症状でお悩みの方があれば、無理をせず、これらの症状と付き合っていきましょう。
以上、ビワイチに伴う顛末でした。
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