無線の箱


パケット通信

無線によるパソコン通信を行うものです。
電話回線の代わりにアマチュア無線の設備を、モデムの代わりにTNCをパソコンに接続して運用します。

通信速度は1200bpsと最近の有線通信と比較するとかなり遅いですが、TNC自体にミニBBS機能(機種によっては数メガバイトの容量を持つ)が備わっているので、メールの書き込みや小さな画像ファイルを格納する事ができます。
又、受信メールの確認・読み込みの際、いちいちホストサーバーに接続する必要がありません。

その代わり運用するに当たり、アマチュア無線技士の免許を取得する必要がありますが・・・

パケット通信
アマチュア無線設備

アマチュア無線

アマチュア無線技士免許には第1級から第4級までがあり、それぞれの級によって扱える電波の周波数や種類、送信出力の上限等に違いがあります。

アマチュア無線で扱える電波は業務用電波の間を縫う様な形で幾つかの周波数帯に別れて存在します。その周波数帯を大きく分けるとHF帯、VHF帯、UHF帯となります。

同じ送信出力で運用した場合、周波数の低い電波(HF帯)は波長が長いため、地球を取り囲む電離層に反射して伝わって行く為、地球の裏側の国との交信が可能です。しかし、電離層の状態の変化により、一定の距離の所との交信が出来なかったりする現象も現れます。
逆に、周波数の高い電波(UHF帯)は波長が短いため、電離層の影響を受けず、突き抜けて行きます。 また、障害物があるとそれを越えては伝わって行きません。要するに、通常は見通し距離の通信しかできないわけです。 ところが電波は光と同じように反射する性質を持っている為、反射を繰り返し意外な距離の所と交信できたりもするのです。
又、高周波電波は直進性に優れている為、電波を宇宙に向けて発射し人工衛星を中継して通信する衛星通信にも用いられます。



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