気まぐれ日記

2012年 7月


7月19日  はっけよい 
猛暑の中、大相撲名古屋場所に出かけました。
相撲を見るには体力をつけとかなきゃいかんというワケのわからない理由により、
昼食は食べ放題のビュッフェ。
フィットネスクラブのトレーナーが見たら卒倒するような食べっぷりで、
気力も体力も体重も十二分に満ちあふれた中、会場へと急ぎました。

会場に着くと、入場口付近で何やら黒山の人だかり。
尋ねると、今から会場入りする力士たちを待ちかまえているのだそうです。
これは滅多にないチャンスと、炎天下でじっと待つことにしました。
すると目の前を、琴欧州や把瑠都、琴奨菊や鶴竜たちが次々と通っていきました。
そして待つこと2時間。
ついに横綱、白鵬が来ました。
たくさんの付き人を従えて、威風堂々といった感じで、
あっという間に私の前を通り過ぎていきました。
目の前の横綱は大きかった。
でも、おなかだけなら私も負けてはいないかも・・・と
ビュッフェ太りのおなかを見ながら思いました。


7月9日  思惑はずれ 
フィットネスクラブに通い始めて2ヶ月がたちました。
当初の予定では、そろそろ腹筋のあたりが引き締まってくる頃です。
しかし、現実はそうあまくなく、私の腹筋のあたりは引き締まる気配を微塵も見せません。
我が子からは、おなかのお肉をむにっと鷲掴みにされて、
「ハンドル!」
と言われ、おもちゃにされる始末です。

今日、フィットネスクラブのトレーナーのお兄さんのサポートを受けました。
まずは現在の体質チェック。
計測された数値を見ると・・・・・・1ヶ月前と変化がありません。
いや、むしろわずかながら脂肪量はアップし、筋肉量はダウンしています。
この結果に、トレーナーのお兄さんも言葉を失っていました。
「あ、いや、こんなはずは・・・。」
週3回トレーニングしてのこの結果に、信じられないといった様子でした。

ええ、もう当の本人がいちばん信じたくありません(T_T)


7月1日  魚釣り 
奥伊勢フォレストピアに泊まって二日目。
朝から小雨が降り続く、ちょっと困った天候でした。
なぜなら今日は、釣り堀で釣りを楽しむ予定だったからです。

朝食後、観光協会から電話がかかってきました。

「今日の釣りは、予定通りになさいますか?」

疑問形ですが、その声は明らかに
“こんな雨の中、まさか決行しないでしょうね”
という思いが込められていました。
そこで、やる気満々の我が子に相談。

「ねえ、今日は雨だねえ。」

「うん。」

「この雨の中、釣りをするのはちょっと大変だと思うんだけど、どう?」

「やる。」

「傘をさしながら釣り竿を持つのは難しいよ。」

「やる。」

「釣った魚を釣り針からはずすときも、傘をさしながらじゃあムリだよ。」

「やる。」

「・・・えぇっと・・・。」

「やる。」


天候は雨ですが、釣りをするという我が子の思いには一片の曇りもないようです。
観光協会にその旨を伝え、小雨の中、決行しました。

釣り堀では、1匹釣ると300円という料金が発生します。
つまり、釣れば釣るほどこちらの財布の中身が軽くなっていくというシステムです。
はじめに手渡されたエサを見るとかなりの量があり、一気に散財しそうな気配です。
ほどほどのところでストップをかけないと、えらいことになってしまいます。
しかし、そんな親の心子知らずで、二人の子どもたちは競うようにせっせと釣りを楽しんでいます。
1匹釣れるたびに、財布から300円が釣られていくような感覚に陥ります。

「もうそろそろやめようか。」

「いや。」

「もうそろそろ終わりにしようか。」

「いや!」

「もうかなり釣れたんじゃあ・・・」

「いや!!」


さすがに15匹釣ったところで強制終了させました。
釣り堀がこんなに恐ろしいところだとは知りませんでした。