気まぐれ日記

2012年 2月


2月24日  発見 
仕事のことで新聞に載りました。
日本経済新聞の夕刊です。
普段、そんな難しい新聞なんか読んだことはありませんが、仕事帰りにコンビニで購入しました。
家に帰り、自分の名前が載っているのを見て、ニンマリ(^_^)
家族にも一読を勧めました。
すると、上の子が
「あ、お父ちゃんが載ってる!」
と言うのです。
おかしいなあ、漢字なんか読めないのになあと思っていたら、
「お父ちゃんの頭が写ってる!」
よ〜く見てみると、たしかに写真に私の後頭部が写っていました。
侮れぬ観察眼です。


2月11日  克服 
上の子は、よく公共トイレにあるエアータオルが苦手である。
使用している音を聞くと、逃げていく。
使用しようとするだけでも逃げていく。
とにかく怖いのだ。

それが今日、変化が訪れた。
なばなの里にイルミネーションを見に行った時のことである。
「日本の四季」と題された美しいイルミネーションを前にして、わが子が言った言葉は

「お父ちゃん、トイレ行きたい。」

であった。
トイレに行くには、イルミネーションを素通りである。
しかもここは逆行禁止である。
もう後戻りはできない。
感動よりも尿意のほうが大事である。
観客の
「おお、すごいっ!」
「すっごくキレイ!」
などという感嘆の言葉を背中で聞いて、我々が目指すのはトイレである。
我が子の限界は近い。
急がねばならぬ。

イルミネーション前の人の群れもすごかったが、トイレ前の人の群れもすごい。
ここで何かイベントでもおこなわれているのではなかろうかと勘違いさせるほどの人だかりである。
その群衆をかき分けて、我らが向かうは便器だ。
とにかく、それしかない。
さいわい、すぐに用を足すことができ、我々親子の表情にも安堵の色が浮かんだ。
手を洗い、トイレを出て行こうとしたそのとき、我が子が一点を見つめているのに気がついた。
我が子の天敵、エアータオルである。

「お父ちゃん、これ、やってみる。」

私は一瞬、我が耳を疑った。
あんなに嫌がっていたエアータオルに挑戦するというのだ。
何度となく、
「やってごらん。」
と声をかけても、嫌がって逃げて行っていた我が子が、エアータオルに自分の手をつっこもうとしている。

ブィィィィィィン・・・・・

「お父ちゃん、できた。」

あんなに嫌がっていたのは、いったい何だったのだ!?と言いたくなるくらい呆気ないものであった。
人間の成長とは、かくも突然訪れるものなのである。
万歳。
とにかく万歳。
今夜は、土産物屋さんにあった「牛まん」でお祝いだ。


2月8日  連れてってあげる 
下の子がトイレに行きたいと言い出しました。
そこで、連れて行こうとすると
「イヤだ!」
と言います。
「お母ちゃんが良い!」
だそうです。
3歳児に捨てられました(T_T)

しばらくして私が
「おトイレに一緒に行けなくて残念やったゎ。」
と言うと、下の子が私に向かってこう言いました。

「ごめんな。次はおトイレに連れてってあげるでな。」

楽しみにしてるよ。