気まぐれ日記

2011年 11月



11月27日  だっこサッカー 
子どもたちと近くの公園へ行きました。
上の子はサッカーがしたい。
下の子はただ走り回りたい。
私は早く帰って休みたい。
三人の思惑が交錯しながら、公園での時間が過ぎていきました。
上の子と私がサッカーをしていると、疲れてきた下の子が言い出しました。
「帰りたい。」
待ちに待った一言です。
私としては、帰る気持ちは充分すぎるほどみなぎっていたのですが、上の子は不満です。
「もっとサッカーしたい。」
しばらくすると、下の子はもう我慢できず
「お父ちゃん、抱っこして。」
と言い出す始末。
おかげで私は、下の子を抱っこしながらサッカーをするハメになりました。
3歳と言えど、やはりずっしりときます。
思うように動けません。
するとだんだん上の子がイライラしてきて、下の子に言いました。
「下りてよ! お父ちゃんが素早く動けやん!」
しかし、そう言われても、下の子には下りる気など微塵もありません。
上の子のイライラは頂点に。
「もう! 早く下りやなお父ちゃんが素早く動けやん! もともとデブっちょやで動けやんけどさ。」
・・・・・・今、怒りにまかせて何か失礼なことを言いませんでしたか?


11月26日  発表会 
今日は我が子のヤマハ発表会。
今年で3回目ということもあって、我が子はリラックスムード。
出番を前に
「・・・眠い。」
などと言い始める始末。
しかし本番はきっちりとこなしていました。

ちなみにうちの子のパートは自ら希望して木琴。
たった一人です。
我が子よ、木琴なんぞ選んで、一人で大丈夫なのか?
父は思いっきり不安だぞ。
そう思っていたら、先生が一言。

「一人だと、間違えてもわかりませんよ。」

なるほど、たしかに。
我が子よ、よくぞ木琴を選んだ。


11月23日  注文 
相棒と食事に行きました。
回転寿司です。
私がせっせと皿を取っていると、相棒はうどんを注文しました。
牛すじうどんです。
しかし、これがなかなか出てこない。
待てど暮らせど、一向に出てこない。
ひょっとして忘れられているのではなかろうかと不安になり、カウンターのおじさんに尋ねました。

「あのう、牛すじうどん、まだですか?」

おじさんは少し慌てて中に行き、確認していました。
しばらくして出てきたおじさん、開口一番、こう言いました。

「すみません。今、牛をさばいていました。」

あぁ、ならば仕方ないですね。


11月13日  走れ正直者 
床屋に行ってきて、さっぱりしました。
帰宅すると、我が子が私をじ〜っと見て、こう言いました。

「お父ちゃん、かっこよくなった。」

うちの子は、正直すぎて困ります。


11月12日  冗談冗談 
下の子を連れて、買い物に行きました。
途中、退屈になった我が子は、通路でくるくると回って遊び始めました。
これこれ、と注意をしていると、見知らぬおじいさんが寄ってきて、
「元気な男の子やな。」
と声をかけてきました。
続けて、
「大きくなったら、お母さんをおんぶしてあげるんやぞ。」
と我が子に話しかけてきます。
さらに、
「お父さんのことは、蹴っ飛ばしてもいいからな。」
などと言っています。
私が呆気にとられていると、
「いやあ、冗談冗談。」
と高らかに笑いながら去っていきました。
どこのどなたか存じませんが、うちの子に冗談は通じません。
目が真剣でした。
責任とってくださいね。


11月8日  もういい・・・ 
病院に行って、検査を受けてきました。
血液検査から心電図検査、レントゲンもして肺活量も調べました。
肺活量は2種類の検査をするそうで、
1回目はゆっくり息を吐く、
2回目は一気に息を吐く、
ということでした。
そのへんの事情を飲み込めていなかった私は、1回目から全力で吐きました。
えぇ、そりゃあもう、これでもかというぐらいに吐きましたよ。
で、その結果、やり直しとなりました。
ゆっくり吐くのと一気に吐くのをそれぞれやり直し、得られた結果がまた怪しいモノであったため、
さらにもう1セットやり直しというハメに・・・。
さすがに、これだけやり直しをすると、クラクラしてきます。
「もう1回お願いします。」
とにこやかに言うお姉さんの顔が悪魔に見えてきます。
最後にでた数値もちょっと微妙なモノでしたが、さらに
「もう1回します?」
と言うお姉さんの問いかけに、コンマ数秒の間で
「もういいです。」
と答えた私の表情は、即日入院する患者さんのようだったに違いありません。