2008年7月


7月31日  人間ドック その後 
魔の人間ドックから1週間。
数度の採血やり直しという荒行を行った私の腕。
半袖のこの季節、怪しそうに見る人の視線が痛い。

ヘンなクスリなんかやってませんから、私。


7月24日  人間ドック 
人間ドックの日。
毎年同じ病院で受けているので、今年、特にこれといった不安もない。
いつものようにお願いします、というだけだ。

病院に行くと、受付で
「今年から受付が変わりました。3階に行ってください。」
と言われた。
行き慣れた受付と違うというだけで、ちょっとナーバスになってしまう。

3階の受付に行くと、
「今年から、最初に検査着に着替えていただきます。」
と言われた。
いつもと違うことが続くと、だんだんナーバス度がアップする。
これであともう一つぐらい“いつもと違うこと”があったら、きっと私の小さな心臓は破裂するだろう。

「検査料、○○円いただきます。」
ドッカーン!
例年の倍額である。
違いすぎるだろ、それ、と思ったが口には出さず飲み込んだ。
正直、飲み込むのはバリウムだけで充分なのだが、仕方がない。
震える手で支払いを済ませると、さっそく検査着に着替えた。

最初に身長と体重を計測、その後に視力を測定した。
次が採血である。
見たところ50代のおばちゃんが私の担当らしい。
ベテランである。
こういう人にこそ安心して任せられるというものだ。
しかしこのおばちゃん、いきなり私を不安のどん底に陥れるような声を出す。
「・・・あれ?」
おいおい、あれ?じゃないよ、勘弁しておくれ。
「おかしいわね。」
やめてくれないか、セニョリータ。
人の腕に針を突っ込んだまま、不安を煽るようなことを言うのは。
「えぇっと、もう一回・・・。」
やり直しですか!?
結構痛くなってきたんですけどね、おばちゃん。
それでもしばらくやり直しを繰り返し、ようやく終わったと思った時に言われたのが次のセリフであった。
「あのぉ、すみません。血がうまく採れなかったんですけど・・・。」
こらこらこらこら。
それって大問題だよ。
最大の“いつもと違うこと”は、このおばちゃんに決定。


7月6日  真夜中の要求 
夜中、突然我が子が目覚めることがある。
これまでにもよくあった。
「お父ちゃん!」
と叫ぶこともあったし
「あっち!」
と家の外へ行くことを要求することもあった。
そんな我が子も2才半を過ぎた。
もうそろそろ平穏な夜を過ごしたいものである。



「お父ちゃん!」

眠い目をこすり時計を見ると、夜中の1時半。

「お父ちゃん! 起きて!」

「何? どうしたの?」

「パン食べる!」


夜中の1時半に食べるパンなど我が家にはない!!