2008年10月


10月13日  忘れ物 
少し早いが、我が子の七五三を祝った。
相棒が着物を着るというので、その準備のために親戚の家に前日から泊まり込んだ。
私も一緒にお泊まりさせていただいた。
着替えも持ち(私はスーツ)、準備万端で泊まり込んだ・・・・・・つもりだった。
翌朝、起きて準備をしていると、重大な忘れ物に気がついた。

電気カミソリを忘れた!

生憎、親戚の家に電気カミソリはない。
フツーのカミソリで髭を剃るのはコワイ(私は剃ったことがない)。
かといって、髭を伸ばしたまま七五三の記念写真におさまるのは何としても避けたい。
どうしたものかと思案した結果、親戚宅の近くに床屋さんがあることが判明。
電話をして、特別に髭だけ剃ってもらうことにした。

この日、店はお休みにもかかわらず、朝の8時から髭だけ剃ってくださった。
なんとも有り難いことである。
このお店のご厚意がなければ、私は髭面で記念写真に臨むハメになっていた。
そのような醜態をさらさずにすんだもの、この床屋さんのおかげである。
ありがとうございました。

「・・・で、おいくらお支払いさせていただいたらよろしいでしょうか?」

「そうですねぇ、髭剃りだけですから、1800円でけっこうです。」

すべては私の忘れ物から始まった話である。
私のいつも行っている床屋さんが、髭剃り・散髪・洗髪のセットで1995円であることもこの際忘れるとしよう。


10月1日  あら、こんなところに・・・ 
朝、出勤の時間。
私がいつものように靴を履こうとすると、何やら右足のつま先に違和感が・・・。
靴にゴミでも入っているのだろうか?
それとも靴の中敷きがめくれてきているのであろうか?
疑問をたしかめるべく、靴の中に手を突っ込んだ私の指先に電気が走った。

イタイ!!

あわてて手を取り出すと、靴の中から大きなムカデがこんにちは。
体調15cmはあろうかというムカデが私の指を刺したのだ。
噂には聞いていたが、ムカデに刺されるとかなり痛い、ということを身をもって体験した。
このまましばらく放っておいたら、さぞ痛くなるだろうなぁと思っていたら、予想通りさぞ痛くなってきた。
指先が紫色に変色し、痛みもだんだん激しくなってきた。
指先でドッカンドッカン爆発しているカンジだ。
これはイカンと、相棒がインターネットで対処法をさがしてくれた。
するとそこには『キンカンをぬる』と書かれていた。
・・・我が家にはない。
『お茶っ葉を当てる』とも書いてあった。
・・・今日はまだお茶を沸かしていない。
仕方がないので救急センターに電話をして訊いてみた。
すると、この時間(朝の7時30分)に行ける病院と、氷水で冷やすと良いことを教えてくれた。
さっそく指を冷やしながら車を走らせると、朝の大渋滞が私を出迎えてくれた。
おいおい、こっちは指先でドッカンドッカン爆発しているんだよ。
あんたらのように悠長に待ってられないんだ、どいてくれ。
しかし、私の願いは叶わず、渋滞の列はのろのろとしか走らず、病院まで結局30分以上もかかってしまった。
私の指先はもはや火を噴いている。
急いで病院の夜間入り口から進入し、受付に行くと、係の人が用紙を手渡してくれた。

「この問診票にご記入下さい。」

おそろしい病院だ。
指先ドッカン真っ最中の私に問診票を書けと言うのだ。
さらに

「診察は9時からとなっておりますが、お待ちになりますか?」

待てるか!!
この状態で、このまま30分以上も待てるものか。
結局、私が病院に着いてから20分以上待たされて、注射1本打ってもらって帰宅した。

本日の教訓。
・靴の中にいきなり手を突っ込むのはやめよう。

本日の教訓その2
・あの病院に行くのはやめよう。