伊勢湾ハイク

楠漁港から北若松漁港まで伊勢湾堤防を歩く

伊勢湾岸を、楠町から伊勢若松までハイキングしました。
潮風に吹かれながら、対岸の知多半島を眺めながら歩く気持ちの良いハイキング・コースです。
皆さんも、一度行かれてはいかがでしょうか。


 このコースは、近鉄の伊勢若松駅を起点に、やはり近鉄の北楠駅まで約9km。 近鉄が提供している沿線のハイキング地図 「近鉄てくてくまっぷ(63)潮風満喫鈴鹿コース」です。
この地図は、インターネットのほか、近鉄主要駅にも配置してあって、私は津駅で入手しました。 ほとんど地図のとおりに歩きましたが、 ちょっとした目論見があって、「まっぷ」の設定とは逆に北から南へと歩きました。


 北楠駅から歩き始めてまもなく、楠郷総社神明社という大きめの神社に着きます。 お宮の周りに砂を敷いたきれいな小川が流れていて、 鯉がたくさん泳いでいます。

楠郷総社神明社
宮崎本店1

宮崎本店2


 「まっぷ」では、鈴鹿川(派川)を渡って右岸堤防をまっすぐ河口にでることになっています。
が、たまたま堤防の工事中で通れなかったので、堤防下におりたところ造酒屋がありました。
数々の酒造コンクールで優秀な成績をとっている 「宮崎本店」です。
銘柄は「宮の雪」。




 「宮崎本店」付近の町並みは、落ち着いた雰囲気を醸し出しています。
偶然ですが、こちらを通ったのは正解でした。


「宮崎本店」付近の町並み
鈴鹿川右岸堤防

 宮崎本店を過ぎてから、県道の橋の下をくぐって堤防に上り、「まっぷ」のコースに戻りました。
堤防上に出ますと一気に視界が広がって良い気持ち。 河口からは潮風が吹いてきて、いよいよハイキングという気分になりました。



 堤防の行き着く先は、楠漁港(三重県のHP)。 三重県には73の漁港があるそうですが、今度のハイキングでは、そのうちの3つの漁港を訪問することになります。

このあたりまでで、すでに3kmほど歩いている計算です。 あまり疲れていませんが、もうコースの3分の1ばかり来たことになります。

漁港に沿って右に回りこんで、伊勢湾岸に出ます。
楠漁港
蛤畜養池

 楠漁港を左にみて伊勢湾岸沿いの道にでると、道と海岸の間に蛤の畜養池がたくさんみられます。
韓国から輸入された蛤などを、この池で何日か育てて活きのよいものにして出荷するようです。
畜養地の底には、砂が敷かれ、新鮮な海水が出ています。

 畜養池を過ぎると、海岸堤防の上を歩くようになります。 左手はすぐ海で、かなたには知多半島が霞んで見えました。 天気がよくて空気がすんでいれば、以外と近くに見えるのかもしれません。

 伊勢湾を見た感動にも慣れて、少し単調だなと思いかけたころ、 鈴鹿漁港(三重県のHP) が見えてきました。


鈴鹿漁港

鈴鹿漁港2
水田


 鈴鹿漁港を出たら、目の前に田圃が広がっていました。
遙か彼方の集落まで、一面の田圃は気分爽快。

潮風に吹かれて歩いてきましたので、一面に広がる緑が疲れを癒してくれます。
堤防に戻って、しばらくは左手に伊勢湾、右手に田圃を見ながら歩きます。



 堤防を歩き続けますと、右手遠方に公園が見えてきます。


ここで一服することをお薦めします。
トイレを借りて、潮風を水道で洗い流すと、とてもさっぱりしました。
公園遠景

公園近景
巡航船

 若松漁港(三重県のHP) が見えてきました。
私の場合は、ハイキングはここまで。
ここからお目当ての場所に向かいます。


 こちらが、お目当ての穴子料理専門店「魚長」
あなご料理で生ビールを飲んで、ハイキングの疲れは吹き飛びました。
これが目論見で、北から南に歩きましたが、 ハイキングだけが目的なら、太陽を背に受けて、「マップ」のとおりが正解です。
 帰りは、2人だけだけなのに、ちゃんと近鉄・伊勢若松駅まで送ってくれましたよ。

しろんご浜


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