被告側が教授会議事録提出せず 久保教授事件第五回公判  久保教授事件の第五回公判が三月七日、津地裁で行われたが、前回(一月十 日)、久保教授側が被告学校法人享栄学園側に要求していた教授会議事録は提出 されなかった。  久保教授側は、戒告処分や業務命令、降格処分に正当性がないこと及び被告武 部、同中野が主導的に教授会をリードしたことを証明するため、平成十一年十二 月二十二日の第九十三回臨時教授会と十二年三月八日の第九十八回教授会の議事 録の提出を求めていたもの。  久保教授側によると「学園側は教授会の議事録ということで、三月十三日の教 授会に提出するかどうか諮りたいということだった。いままでなにをしていたの かと思うが、学園にとって都合の悪いことでもあるのだろう。。学園側は裁判を 回避したいという態度に終始している。話し合いで解決できないかとまた申し出 てきた。話し合いの前提として、処分の撤回と教育・研究活動を保障すべきだと 主張した。時間の無駄というか実りのない公判だった」とコメントした。  次回の公判は四月十一日午前十時から。※公判は一般の方も傍聴できます。