第5回審じん開催  鈴鹿国際大学の久保憲一教授事件の第五回審尋(非公開)が六月二十三日、津 地方裁判所で行われた。大学側は準備書面の中で、久保教授の大学図書館への出 入りを認めたほか、申請があれば審査の上、研究費を支給するとしている。また ホームページを通じての、勝田学長への誹謗中傷記事を流さないように申し立て た。  これに対して久保教授側は「久保教授が講義もできない、研究室も使用できな い、教授会に出席できないなど、なぜこういった処分を受けなければならないの かという、本質的な議論になっていない。ホームページの件は、いろんな人が雑 誌などで公表した論文を紹介しているだけでなんら問題はない」としている。  関係者によると、審尋は久保教授側が大学側の矛盾点を指摘。それに対して、 大学側が譲歩するという形で進められているという。