三重タイムズ(平成11年12月3日)より

展示内容の改善要望 日本世論の会三重県支部 県人権センターに

人権センターの改善を要望するメンバー

 三重県人権センターの展示内容や図書が自虐的だとして、改善を求めている日本世論の会三重県支部の久保憲一支部長や山野世志満さんらメンバー七人がこのほど、同センターを訪れ、馬場佐所長から対応策を聞いた。

 馬場所長は「南京大虐殺で日本人が殺した数が二十万から三十万人と説明しているが、これは教科書の記述をもとにしている。(戦争について)加害の本ばかり集めている。自虐的だとの指摘については、比率的には日本人が受けた被害よりも加害の方が多いように思う」とし、「本屋ビデオの購入や展示などには何の差別もしていない。(評価は)見る人の判断に任せたいと思う」と答えた。

 これに対して久保支部長らは「いろんな見解があるものについてはバランスをとってほしい。明らかに間違っている資料や写真、展示内容は撤去してほしい。必要以上に自虐的なものはセンターとしても考えてほしい」と要望した。

 同支部では「特定の内容の図書やビデオを県が購入したり、展示するのは問題があると思う。今後も改善を求めていきたい」としている。


日本世論の会 三重県支部