義援金振込書

BGMは、アルバム「夢の途中」より、【ノスタルジー】です。

 
 この一年、自分達に増えたものはなんだろうか?
 お金?名誉?そんなものじゃない。そう仲間だ。
 カッコのいいこというなよ。そういわれるかもしれない。中北音楽研究所活動開始からメールマガジンの愛読者は1800人を超えた。
 今年の震災や台風で被害に遭われた人たちに何かしたい。そんな想いをメールに綴ったら、こんな立派なコンサートが開けた。
 自分一人ではできなかった。協力してくれた人たちに心からお礼を言いたい。
 「本当にありがとう。これからも自分達の力になってください。」
 このコンサートを1回限りにしたくはない。毎年、毎年開いていきたい。
 今回は参加できなくとも次回は参加してください。
 そして、次回は皆でもう一度盛り上がろう。

中北 利男


【はじまり】 

2004年10月30日 通信愛読者に下記のメールを送信

 件名:中北利男より 

中北音楽研究所 中北利男です。
 
いつも、通信をご愛読、ありがとうございます。
 
さて、不躾なメール失礼いたします。
 
今年の自然災害は、本 当にいても立ってもいられない気持ちで
いっぱいです。
皆さんも同じ気持ちでしょう。台風の進路・・・。もう、日本 直撃
ばかりだし、地震は、いつどこに来てもおかしくない・・。
 
今、私は、こうしてインターネットが使えていますが、新潟の方も
ちょっと前まで、当たり前に使えていたんですよ。
 
いま、私は、私の環境の中で、せめてできることをしたい。
 
ネットもつながっているし、衣食住にも困っていない。
 
だから、私にしかできないことで、お役に立ちたい・・・。
 
本 当にそんな気持ちで一杯で、メールさせていただきました。
 
そして、こんな企画を考えました。
 
 
 
中北利男 ピアノリサイタル 【自然災害への義援活動】
 
■12月12日 開場18時 開演18時30分
■三重県安芸郡美里文化ホール
 http://www.vill.misato.mie.jp/sisetu/bunka.htm
■入場料1000円
 
美里村文化ホール(美里村役場横)http://www.vill.misato.mie.jp/sisetu/bunka.htm
〒514−2113
三重県安芸郡美里村大字三郷51番地の3
TEL.059−279−8121
FAX.059−279−8127
 
 
 
このコンサートの収益の全てを、義援金として、参加させていただこうと
思います。(詳 細は後日ホームページで掲載 )
急なことで、大きなホールは全く取れませんでした。
300人ほどの小さなホールですが、今から提案させていただくことで
何千人の方に見ていただくコンサートになります。
 
ということで、このメールを読んでいただく方は、ほとんどが遠方の方。
まさか、来ていただく事はできません。
 
そこで、当日のDVDを作ります。
それを販売させていただきます。入場料と同じ1000円です(送料無料)
 
この収益金は、同じく、義援金にさせていただきます。
義援金高につきましては、後ほどホームページで公開させていただきます。
 
どうか、皆様のあたたかいご参加をよろしくお願いいたします。
 
 
 
【申込方法】
 
・事務局まで参加の意思をメールしてください。同時に発送先をご記入ください。
 
 
・下記に1000円をご入金ください。
 
 ■ ジャパンネットバンク
 
  店番号001  口座 1095223
 
  名義  ナカギタトシオ
      中北  利男
 
 
■ 百五銀行 五軒町出張所 
(ヒャクゴギンコウ ゴケンチョウシュッチョウジョ)
 普通 152702 中北音楽研究所 会計
 (ナカギタオンガクケンキュウショカイケイ)
 
 
■ 郵便局 記号 12220 番号 26153281
 田辺了子 (タナベリョウコ)
 
 
 
 
12月末には、DVDと、当日のプログラムをお届けいたします。
 
ただし、今回、撮影経費が、かけられないため、1カメラによる撮影になります。
ご了承ください。
 
ということで、頑張ります。
皆さんの応援だけが、私の活力の源です。
ぜひ、応援してください。
 
ありがとうございました。


【新聞にも掲載されました】 2004年12月8日



【当日】 2004年12月12日

 当日は中北真由美の主宰する「中北音楽教室」の発表会が午後に行われた。
企画が立ち上がったの10月の後半、大きなそして交通の便の良いホールは取れない。そこで教室の発表会の後にコンサートをすることとした。

 この日、12日は、中北利男は、楽器の運搬から、音響担当として、びっちり 5時まで裏方仕事に徹していました。ミキサー卓に張り付きです。

 発表会が終わったのは17時前、リハーサルは友情出演の方のみ。(苦笑)
 自分の心配をよそに一番リラックスしているのはスタッフ(苦笑)
 何があってもいいようにCDやらなんやら用意したのに、スタッフは全員が何故か冷静。
 言わないのはわかってくれている証拠!がんばるぞ!


【安濃よさこいのメンバー】
このチームとの付き合いも長くなったなぁ。

自分の曲をこんなに長く使ってもらえるなんて感激してしまう。


【佐藤敏文さん】

テルミンの演奏者 佐藤さん。
実は佐藤さんは上記のメールを送ったところ一番に参加を申し出てくれた方です。
電子音楽の祖先とも言うべきテルミン。
コンサートに花を添えてくれました。

【林きよみさん】
和 彩 〜いろどり〜の中から「茜色」に歌詞をつけて唄ってくれている林さん。

子どもの頃の綺麗な茜色の夕焼けが目の前に広がっりました。

伴奏は勿論中北利男です。

【兄山祐司さん】
自分のコンサートになくてはならない存在、兄山さん。

来年開港する中部国際空港を歌った「教えてセントレア」、そして「ぬくもり人生」。

作曲はもちろん中北利男です。

【磯村修司さん】
 Sounds Graseの制作に携わってもらった磯村さん。

今回は朗読と講話。牧師さんならではの味のある朗読をしてもらいました。

【そして中北利男】

 今回は歌を歌ってみました。
自分の気持ちを詞にしました。

 中北の歌声を聞きたい方は是非にDVDを購入してください。(お願い 笑)


ステージは、とにかく一生懸命しました。
「ひとつの箱」は、今までに無いくらい、やさしい音で弾けました。
中でも、今回この地震のことを考えて、作詞作曲した「Do Something」という歌の 弾き語りは、歌っていて涙が出てきて、声が震えてしまいました

         「Do Something」                      作詞・作曲 中北利男

     お風呂って、気持ちいいね。
     一日の疲れも、吹っ飛ぶね。
     お父さん、背中、洗って上げるね。
     気持いい??

     暖かい毛布、そして、太陽一杯の布団。
     気持いいね。
     今日もゆっくり寝ようね。いい夢見て。

     もう、お腹一杯だよ。これ以上、食べられないよ。
     にんじん、嫌いだから、残していいよね。

     学校?・・・。宿題一杯だし、給食残せないし、
     あ---あっ、明日も学校か。

     部活動、厳しいから、サボりたいなあ。

     そんな日に、全てを消し去る地震がきたら。
     そんな日に、全てを飲み込む台風がきたら。

     そんな、現実が、あったんだ。

     もう、お風呂には入れない。
     暖かい布団も、体育館ではむつかしい。
     お腹すいたよ、何か食べたいよう
     給食・・・、おいしかったよね、
     学校の中もぐちゃぐちゃ、授業なんてできない。
     部活?? グランドには仮設のテント。部活なんて・・。

     同じ日本で、こんなに違うところがある。

     でも、いつか、私達も、同じ経験をするんだよ

     近い未来、そう、もうすぐかもしれない。

     いま、私達は、何が出来る??

     せめて、あたたかい気持を送ることはできる。

     一人じゃ、たいしたことができなくても。

     たくさんの力だったら、何かになるよね。

     いま、困っている人に、何とか生活できてる私達。

     できることをしよう。できるだけのことでいいからしよう。

     そんなきもちで、一杯で、このコンサートは生まれたんだ。


     無関心をやめよう。

     たかが私だけの力と、思うことをやめよう。

     全ては、小さな、1からの足し算。

     1も、100で、100.10000で10000だ

     0は、いくら足しても0だ・・・。百万人集まっても0だ

     たいしたことなんて、できない。

     でも。何かはできる・・・。

     DO SOMETHING 何かを始めよう。
     できるときにやろう

     DO SOMETHING 何かを始めよう。
     少しでもゼロじゃない。

     DO SOMETHING 何かを始めよう。
     できるときにやろう

     DO SOMETHING 何かを始めよう。
     少しでもゼロじゃない。


【第一回の報告】 

第一次 義援金 決算額 183,862円

 皆様の、あたたかいお気持で、上記の額が、今回、義援金として送れることとなりました。
 第一次とさせていただいたのは、コンサート終了後も続々と、DVDの購入や、義援金として 使ってくださいという、お便りが寄せられています。
  というわけで、一応、12月12日までの分をここに発表させていただきます。

  皆様、本当にありがとうございました。

 ■当日のDVDは、今後も、受け付けます。送料込みで1000円です。
  締切りは作りません。
  今後も、ある程度までは、DVDの販売を続け、義援金を継続的に送る活動を続けるつもりです。
  最近、ニュースなどでも、全く報道されなくなってしまいました。
  まるで、もう、解決したかのように・・・。
  しかし、今からが大変だし、大切なのです。
  打ち上げ花火のような、イベント・義援金集め活動ではなく、今後も、継続して活動していきます。

  お申込 ryoko-t@ztv.ne.jp
  


【とりあえずまとめ】 

義援金リサイタル・・・。終わりました。
本当にたくさんの方に支えられて、大成功の中、終わることができました。


友情出演の方々も、熱演をしていただきました。本当にありがとう!!
遠くは、大阪、愛知と、本当にありがとうございました。
そうして、8時30分、幕を閉じる。 9時に退館であるため、必死でステージの片付けをする。
片付けをして、帰宅。初めて、CDの売上や、このコンサートのDVD予約票や義援金ボックスを見ることとなる。

すごい・・・! こんなに・・・?

スタッフと、今日の成功を共に喜び合い、一夜は過ぎました。

そして、ここで、朝、エレクトーンを運搬中に「ギクッ」となった腰の痛みを痛感し、 横になった。
もう、一歩も歩けない・・・。 でも、本当によかった。 コンサートをしてよかった。 みんなありがとう。

メインページに戻る