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さて、石材店も決まりました。石材店に行く前に準備することがありますので、いくつか挙げておきます。
まずは御両親や御兄弟、そして菩提寺のご住職にお墓を建てることを通知します。この際に墓地の場所や境界線、家紋についても確認しておいて下さい。
正面の文字だけでなく、建之者の氏名、家紋などを用意します。そして戒名、法名を彫り込む場合はその方の戒名法名、俗名、お亡くなりになった年月日、行年(数え年が一般的)なども用意して下さい。戒名や法名などはご住職にお尋ねするなどして正確に写しとって下さい。ここでもし間違いがあると、開眼供養の際に親戚の方に指摘されるまで気が付かないというようなことになるので注意して下さい。ごく稀な事例ですが、ご自分の名前を間違える方もいらっしゃいます。特に漢字の間違いが多いようです。
石材店のスタッフが正確に測量することとは思いますが、一応だいたいの大きさをメモしておくと話がスムーズに運びます。例えばどの石材店と契約するか決めていないけど大体の予算が知りたい場合などは、別に名前を名乗ったり、墓地に案内することなく予算の見当をつけることができます。ただ、この見積もりは現地の状況によっては費用が大きく変わる可能性がありますので、およその金額と理解して下さい。
お墓はご主人おひとりのものではありません。お墓選びの際は、おじいちゃんおばあちゃん、小さな子供さんも含めて家族全員でお出かけ下さい。一般に男性と女性では好まれる石の種類も違いますし、お参りする方の身長によっても「お参りしやすい」高さが異なります。建立後は家族みんなでお参りするわけですから、みんなの意見を合わせることが必要であると思います。