メモリー


詳細は@ITで読むといいですよ。 執筆途中でアップ

最近、いろいろと出てきて分かりにくくなっているのでまとめてみました。

■ 目次 ■

  1. メモリーチップ
  2. メモリーモジュール
  3. 対応チップセット
  4. テスト

■ メモリーチップ ■

RAM ラム

 Random Access Memory
半導体素子を用いた記憶装置で、高速に動作し、CPUから直接アクセスできる。 コンピュータのメインメモリに利用される。 電源を切ると内容が失われてしまう。

DRAM ディーラム

 Dynamic Random Access Memory
RAMの一種で、比較的価格が低く普及した。

EDO DRAM エド ディーラム

 Enhanced Data Out Dynamic Random Access Memory
読み出し時の連続転送速度を改良したDRAM 72pin SIMM

SDRAM エスディーラム

 Synchronous DRAM
66MHz、100MHz、133MHzの外部クロックに同期して動作する。 かなり普及した。 PC66(66MHz*1; 0.53Bytes/s) PC100(100MHz*1; 0.80Gbytes/s) PC133(133MHz*1; 1.06Gbytes/s)

Direct RDRAM ダイレクト アールディーラム

 Direct Rambus Dynamic Random Access Memory
高性能な次世代型メモリーだが、生産量の少なさからか、価格が高く普及しなかった。
データ幅は16ビット、PC600(300MHz*2;1.20Gbytes/s)、PC700(356MHz*2;1.42Gbytes/s)、PC800(400MHz*2;1.60Gbytes/s)、PC1066(533MHz*2;2.13Gbytes/s)、
32bit-PC1066(4.26Gbytes/s)

DDR SDRAM ディディアール エスディーラム

 Double Data Rate SDRAM

理論上、SDRAM の2倍のデータ転送速度。 データ幅64bit 2002年ほどから広く普及。  

動作電圧 2.5V/2.6V

チップ メモリクロック バスクロック モジュール 転送速度
DDR200 100 MHz 200 MHz PC1600 1.600GB/s
DDR266 133 MHz 266 MHz PC2100 2.133GB/s
DDR333 166 MHz 333 MHz PC2700 2.666GB/s
DDR400 200 MHz 400 MHz PC3200 3200GB/s
DDR500 250 MHz 500 MHz PC4000 4.000GB/s
DDR533 266.5 MHz 533 MHz PC4200 4.200GB/s

DDR2 SDRAM ディディアール ツー エスディーラム

Double-Data-Rate2 SDRAM

動作電圧 1.8V

理論上、DDR SDRAM の2倍のデータ転送速度

チップ メモリクロック バスクロック モジュール 転送速度
DDR2-400 100 NHz 200 MHz PC2-3200 3.2GB/s
DDR2-533 133 MHz 266 MHz PC2-4200 4.267GB/s
DDR2-667 166 MHz 333 MHz PC2-5300 5.333GB/s
DDR2-800 200 MHz 400 MHz PC2-6400 6.4GB/s

DDR3 SDRAM ディディアール スリー エスディーラム

Double-Data-Rate3 SDRAM

動作電圧 1.5V

理論上 DDR2 SDRAM の2倍のデータ転送速度

インテルは2007年、AMDは2008年からサポート

チップ メモリクロック バスクロック モジュール 転送速度
DDR3-800 100 MHz 400 MHz PC3-6400 6.4GB/s
DDR3-1066 133 MHz 533 MHz PC3-8500 8.53GB/s
DDR3-1333 166 MHz 667 MHz PC3-10600 10.67BG/s
DDR3-1600 200 MHz 800 MHz PC3-12800 12.80BG/s

■ メモリーモジュール (メモリーボード) 接続端子の仕様 ■

 それぞれソケットの形状が異なるので、互換性がない。

SIMM

 Single Inline Memory Module
30ピン(8bit) i486などに使う場合は、4枚単位で増設。
72ピン(32bit) i486以降。 72ピンSIMMならたいていは1または2枚単位で増設できるので普及した。 Pentiumはデータ幅が64bitなので、二枚単位で増設しなければならない。斜めに差し込んでから引き起こす。

DIMM

 Dual Inline Memory Module

SDRAM 168pin デスクトップ用
DDR SDRAM 184pin デスクトップ用
 DIMMでは片面に実装されるメモリの個数は8の整数倍となっていて、1枚のメモリモジュール上に搭載されるメモリチップの個数は8個(片面)、16個(両面)、32個(両面)といった数になっている。 SDRAMとDDR SDRAMとの間には互換性ない。

SO DIMM

 (Small Outline DIMM) ノート用 144pin

RIMM

 Rambus Inline Memory Module

 Direct RDRAM
モデュールを装着しないソケットにはC-RIMMを装着する必要あり。

■ 対応チップセット ■

・Intel Pentium IV & Celeron Socket478

チップセット FSB メモリ AGP VGA LINK I/F SATA USB2.0 その他
Intel 875P 800/533 PC3200×2 8X HubLink 8port PAT/CSA
865PE 800/533/400 CSA
865G
865P 533/400 PC2700×2
SiS 655FX 800/533/400 PC3200×2 MuTIOL
648FX PC3200 6port
661FX 8port
VIA PT800 V-Link

・AMD Opteron Socket940
チップセット メモリ AGP VGA LINK I/F SATA USB2.0 その他
AMD 8131/8111 PC2700×2
Registered
HTP 6port PCI-X
8151/8111 8X
NVIDIA nForce3 Pro

・AMD Athlon XP SocketA
チップセット FSB(Max) メモリ AGP VGA LINK I/F SATA USB2.0
NVIDIA nForce2 U400 400 PC3200×2 8X HTP 6port
nForce2 400 PC3200
VIA KT600 V-Link 8port
SiS 748 MuTIOL 6port

※HTP=Hyper Transport I/F、nForce2 U400=nForce2 Ultra 400

■ テスト ■

 パソコンを使用しているうちに動作がおかしくなってしまったとか・・・・あるいは、新しくメモリーを購入したとき、メモリーをテストすることをお勧めします。

 すばらしいツールがあるのです。 フリーウェアで・・・・Memtest-68 というソフトです。 所在はこちら http://www.memtest86.com/

用意するもの

手順

  1. Windows 、Linux でチェック用のディスクを作成できます。 FDDかCD-Rを選べます。 
  2. ダウンロードしたファイルを解凍して、実行。 
  3. 作成したFDDまたはCD-Rからマシンを起動して、メモリーをテストします。
  4. 起動したら「c」を押印して、出てきたメニューから「2」を押印し、次に「3」のAllTestを押印し、次に「8」を押印するとすべてのテストを実施します。 
  5. 放っておくといつまでも繰り返しテストを続けてしまいますので、「ESC」でテストを終了します。 
  6. エラーがあれば、画面にその旨表示されます。 なにもなく、Pass できれば問題なし。

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