■■　概要　■■

• CPU (Central Processing Unit) 「しーぴーゆー」とは？ 中央演算処理装置、つまりコンピュータの頭脳ですね。 CPU = MPU (Micro Processing Unit) = processor プロセッサー
• M/B (マザー･ボードあるいは、メイン･ボード）といわれる基盤の上に専用のソケットがあり、そこへCPUを差し込んで使用します。　ソケットの形状や規格、対応チップセットなどで利用できるM/Bは限定されます。　
• CPUの性能によって、コンピュータの性能の多くの部分が決定されてしまいます。　しかし、CPUさえ性能がよければ良いというものでもありません。
• 稼動クロック数　（なんとかMHz）　が大きいほど、キャッシュの量が大きいほど性能は高いといえます。　FSB も大きいほうが性能が高いといえます。
• 稼動中CPUはかなり発熱するものもありますので、冷却装置をつける必要があります。　冷却が不十分ならCPUを壊すことになります。

■■　CPUの歴史概略　■■

• 1971年に、世界最初のCPUは Intel 4004 という4ビットCPUで、インテル社が発表しました。
• 1972年には8ビットCPUの 8008 を、1974年には 8080 を発表。
• 1976年には8080を改良した Z80 （ぜっぱち） というCPUを Zilog 社が発表（MSXに採用）。
• 1975年、インテルは 8085 を、1978年には16ビットCPUの 8086 を発表（NECのPC-9801に採用)。
• 1982年には 80286 （IBMが採用)
• 1985年、32ビットCPUである i386DX を発表。AMD社（Am486DXなど）、Cylix社（Cx486Sなど）もx86互換CPUを発表。
• 1986年、インテル社は i486 を発表。

今日のインテル社の隆盛には東北大学の大見忠弘教授が重要な役割を果たしています。

■■　CPUの種類　■■

• CISC型：i486、PentiumなどいわゆるAT互換機に搭載　（いわゆる　x86）
• RISC型：MacintoshのPowerPCなど　（2006年 Macintosh はx86 へと移行）

■■　主なCPUの特徴など　■■

デスクトップ用 x86 CISC型　32ビット

2002年12月現在

　デスクトップ用 x86 CISC型　64ビット　　　　

AMD、Intel 共にデュアルコアCPUへ。

・　ソケット形式の変更（AMD)

• Socket754/939 → Socket M2(940ピン。現行の940とは非互換)　2006年
• Socket940 → Socket F(1207ピン)
• モバイルSocket754 → Socket S1(638ピン)

各種のデータ

• 化石的になってしまいましたが、i486クラスでもプリンタサーバー用途なら十分可能です。
• ワープロ、インターネット・ウェッブ閲覧くらいの利用ならPentiumMMXクラスでも十分でしょう。　メモリを増やせば快適です。　OSは動作が軽いWindows98を選びましょう。
• 動画の鑑賞などは、高性能なCPUを必要とします。　ハードウェア・エンコーディングを使用すれば別ですが。
• ソフトDVD（アプリケーションでDVDを再生する) を利用するなら、Celeron600以上の方が無難でしょう。
• 画像処理、ビデオの編集などをするなら、CPUは高性能であるほうがより快適に作業ができます。　メモリーもできるだけ大きいほうが望ましいでしょう。
• ３Dゲームを楽しむなら、なるだけ高性能なCPUで、更に高性能なグラフィックカードを用意しましょう。

ソケット変換アダプター

　ソケット370用の CPU を Slot1 のM/Bで使いたいとか、、、各種の変換アダプターが開発、販売されています。　これらを利用すれば、旧式となってしまったM/BでもCPUを比較的新しいものに交換することが可能になります。　

モバイル用　(ノート型PCなど用)

■■　LINKS ■■

• AMD（えー・えむ・でぃー）
• Intel（いんてる）
• VIA（ヴい・あい・えー）Very Innovative Architechture