下山



さて、5時15分過ぎに出発!

docomoで友人にメールを送ろうとするが、微妙な電波状況で送信できなかった。

あんなに頑張って登った道とは異なる下山道を下りていく。

まだ雲の中で見にくい視界の中、下りていく。

行く前に左膝を故障していたため、テーピングしてあるが、少し不安。

八合目から頂上まで2時間半以上かかった距離が、下りは30分!

八合目の宿泊した山小屋で休憩。疲れが出て、座ったまま放心状態・・・。

ここまで来て、docomoでメール送信ができました。

登るときは、そんなに喉も乾かず、350mlのペットボトルの4分の1を飲むか飲まないか位だったが、

降りるときは、砂埃の影響もあってか、喉が乾きやすく休憩の時に水分補給していた。

トイレが少ない富士山だったが、飲んでも汗等になるためか、それほどトイレに行きたいと思わなかった。

しかし、山小屋での休憩の際に、好奇心も手伝ってトイレに行ってみる。

富士山では水は貴重なものなので、水洗なんてとんでもない!という世界・・・

トイレットペーパーも持参です。(でも、直接捨てちゃダメ。紙用の箱があった・・・)

すごいトイレを体験した後、改めてじっくり景色を眺めてみると、

すご〜く綺麗に下界が見えるではないか。

ずっと、首からぶら下げっぱなしのデジカメをゴソゴソと出した。

山中湖が綺麗に見える。

どうしてご来光は・・・ってな気分になりながらも、

「すご〜いぃ!!」と見とれていると、山小屋のお兄さんが

「小屋の展望台からだったら、もっとよく見えるよ」と教えてくれたので、移動!

そうしたら、ほんの一瞬だけ太陽が雲間から顔を出した。

ホントの雲間なので、光をもっとハッキリとは、とらえきれなかった。

でも、ほんの一瞬だけでも、すごく嬉しかった。


さて、五合目まで下りなくては!ということで、再度出発!

ポケットに入れたm&msを食べる

と言う友人の手に出す。

んん??

つづら折りの坂道を下る色とりどりの人々とかぶる・・・

レインコートが原色の人が多いので、面白い風景ができていた。

あんな所まで下りるんだ・・・と行く先がはっきりと分かる。

(ホントはそれ以上、下りることになるが・・・)

一歩一歩、歩くたびに足がズズズ・・・と粗い砂地の中に埋まる。

左膝をかばって歩くため、右膝に負担がかかり、右膝の下のほうが痛くなってくる。

コールドスプレー(持参した)を両膝にかける。

登りよりも下りの方が私的にはキツかった。

七合目の休憩中に、右膝もテーピング。

だんだん、太陽が遠慮なしに照ってくる。

あんなに曇っていた頂上が晴れてきている。

ちょっぴり憎らしくなる。

六合目から五合目までは馬がいる。

何度かすれ違うが、足がすごく太くて大きい。時々、道の真ん中に馬糞もある・・・

なんとかかんとか、五合目到着!

そのままバスに乗り、下界へ・・・。


山中湖畔の温泉に入る。富士山では水が貴重なので、顔すら洗っていなかったので、気分がいい♪

休憩する場所をもらったので、荷物を整理してみて気づく・・・

頂上で購入したお守りが・・・ない・・・すごくショック・・・

友人に話したら「なにかの災難の身代わりになってくれたんだよ」と言われた。

妙に納得してしまう自分がいた。(強風にも関わらず落石もなく、高山病になりつつも登頂できたのだから・・・)


帰りのバスの中では寝っぱなしでした。体の節々、特に腰が痛くなってしまいました。

翌日「ふくらはぎ」が筋肉痛でした。でも、なぜか心地よかったです。

すごく楽しかったです。是非、行ってみてください。


最後になりましたが、一緒に行ってくれた妙子ちゃん、

一緒に登って互いに励まし合ったツアーの方々、強力さん、

左膝の治療等でお世話になり、メールを通して励ましてくれた豊里治療院のROKOさん、

準備等で大変お世話になったHP「後悔しない富士登山」のご夫婦、

苦しくなったとき思い出した友人、

その他たくさんの方々のお陰で今回、無事に富士山登山できました。

どうもありがとうございました♪



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