市政レポートreport

津市の一次産業の行方は

1.列状間伐の導入について -林業―

従来の間伐(定性間伐)と並行して高性能林業機械による低コスト作業の構築により若手林業者の育成を行い林業の確立を図る。
今までなかなか取りかかれなかった領域への挑戦である。木材価格の高かった時期はある程度の人手をかけても採算がとれていましたが山林従事者の高齢化、後継者の激減等により林業従事者の先が見えない中での林業の振興である。
働く意欲の向上、他産業と格差のない労働環境、生活出来る賃金の確約、生活圏の確立ややらなくてはならない問題が山積している。
いかに新津市が一次産業、林業に理解を示し行政で出来る事を率先して実行に移してくれるかである。

取り組みの一例

列状間伐
森林内の立ち木密度を管理することで、結果として森林の持つ多面的機能を高度に発揮させる施業である。現状間伐は間伐材価格が実施経費を下回り排出する価値がなく林内に放置されている。
間伐材販売価格が実施経費を上回り林業家収入が確保されなくては林業は衰退の一途をたどる。高機能林業機械の導入により集材・造材・搬出コストの低減を目的とした列状間伐の導入により林業の再生を図る施策をどんどん打ち出すべきである。
但し、作業道設置などで山肌を極力慌敗させぬ工法を検討する必要がある。