議会報告city council report

津市バイオマス産業都市構想

津市がバイオマス産業都市 第2次選定地として平成26年に決定されてから2年が経過し本年7月より(株)グリーンエナジー津が稼働を始めました。
この2年間私は、再生可能エネルギーとしての木質チップ、間伐材による発電燃料の供給体制を取って頂きたい、これはバイオマス産業都市を目指す1方法として津市の山林を再生できるめったにないチャンスとしてこれまで再三、間伐材、木質チップの供給体制整備を要望をしてまいりました。
まず現状、次に今後の津市としての取組について伺います。

供給量の推移
現状実績から見る今後の供給量
野呂農林部長の現状5000トン目標15000トンに対応の計画は?

グリーンエナジーの計画使用料は 木質チップ25000トン
PKS合計では1350000トン

折衝次第では木質チップ燃料の増量は可能と思われます。
再生可能エネルギーでの発電は今後も増えるものと思われます。津市の山林の整備をするには林業再生の1手段として林業推進の意味からだけでなく、バイオマス産業都市整備の観点から推し進めていくべきだと思います。

現状から見て再生可能エネルギーによるバイオマス発電事業にとって何が未整備なのか。
現状では発電設備は出来あがって発電OK。
発電材料の1部である木質チップ年間15000トンの受け入れ態勢OK。
発電材料の木質チップ化設備は年間15000トンの生産OK。
津市の山林には搬出を待つ木材が十二分にある。
このような中で何が未整備か?
一番最初の工程、山からの木材の切り出し、搬出である。
チップ化設備まで木を切りチップ工場まで搬出することです。
この整備ができてバイオマス発電事業のサイクルは完成する。
現状この部分が未整備である。どうするか?
それには森林整備をすることが必要。
まず森林経営計画が必要です。今後15000トンのチップを何年間か、20年、搬出し続けられる経営計画〈森林組合など〉、とこの経営計画に対応できる予算確保。
緑と森の県民税だけでは無理と思いますが、これができて初めて経営計画は成り立つ。
立案できているのか? 出来るのか?

事業実施に対応して林道の整備、補助金等のバックグランドの整備が不可欠、何としても必要となります。
林業部門だけの健闘、奮闘で出来るものとは私は思えませんが大丈夫でしょうか?

バイオマス産業都市整備、再生可能エネルギーによるバイオマス産業都市整備という観点から考えを新たにして頂きプロジェクト、専門チームの設置がないと対応が難しいのではないでしょうか。

再生可能エネルギーのサイクル、周期
現状の杉、ヒノキ >>> 50年
クヌギ、ナラ等 >>> 20~30年
混植、ヒノキ、杉、ナラ等広葉樹

(平成28年12月議会報告)