議会報告city council report

県立一志病院について

一志病院については平成22年県立病院としては廃止し「ニーズに応えられる事業者へ移譲」と言う改革の方向性が示されたが「ただちに民間移譲の手続きを進めることは困難であることから、

そして当分の間と言ったあいまいな表現、又地域医療の確立を図るため病院運営の安定化を図るべく平成24年度から我が津市は三重大学の協力のもと、津地域医療学講座寄付講座を設置し4年間寄付を継続してまいりました。
これにより医師の数も6名から9名へと増員となり教育の場として施設及び設備を提供することで診療体制が向上し、その結果現在の一志病院は津市西部地域において入院施設を持った唯一の病院として総合的医療を提供する医療機関となっています。

こういった状況の中で県は「病院を取り巻く環境の変化や家庭医を中心とした地域医療の取り組み成果や課題を踏まえながら、津市、三重大学及び地域の関係機関の方々とともに丁寧に協議を行い、一志病院のあるべき姿に関する議論を深めることで、今年度(27年)中に一定の方向ずけを行うこと」とそのあり方について検討を要求しています。
現在検討会は3回開催され、その検討会のなかでの委員のみなさまがたのご意見は「当分の間」を取り県立を存続するべき、地域医療の必要性、又その展開が図られつつある等現状継続の意見が圧倒的ですが県としては慎重な態度を崩していません。

こうした状況の中津市の寄付講座の期間は終了しますが今まで同様の協力、援助が現状不可欠です。
家庭医(総合診療医)を中心とした地域医療が確立され、地域に最適な医療体制が出来上がる時期、出来上がったも同然のこの時期 我が津市としては単に地域医療の確立だけでなく津市西部地域、津市周辺地域の活性化のため大きく見れば県国の地域医療・総合医療の発信の市、津市として応援してゆくべき、応援するのが当然と私は思います。
寄付講座終了に伴う津市の今後の対応についてお伺いします。

一志病院の存続については市は一体なにをするのか見当がつかない。
この答で存続は大丈夫と言えるのか。

今までの検討会で地域の方々のご意見をなんととらえていられたのか、あれだけ地域にとって県立一志病院は必要でありすでに地域医療の基礎は確率されつつあると一志病院からの一志病院のあるべき姿として理解を深める為提案もされています。
この現状も寄付講座としての支援があったればと私は思います。ここにきて「三重県に訴えかけている」ところではないでしょう。「これからも地域に寄り添った医療を提供して頂く病院であってほしいと考えている」そんなところではないでしょう。

県立一志病院で育成された家庭医が活用できる新たな地域医療を構築するため三重県や三重大学等の関係機関と協議していただき津市もその役割分担をして白山地域、美杉地域の地域医療が充実するようしっかり取り組むべきではないのでしょうか。

三重大学家庭医療学講座のご協力のもと、何としても一志病院を存続させる、その仕組みの構築を地域の皆さんの代弁者としてお願いします。
津市の協力なくしては難しい、市長と三重県知事との話し合いの中で出来るのであればそれで結構。

(平成27年12月議会報告)