議会報告city council report

津市農業について

質問のたびに農業問題を取り上げて津市の周辺地農業について理解をしていただき放棄地の減少、兼業農家の減少阻止、山間地での農業の存続を訴えております。
どうか山間地の現状をご理解頂きたいと思い質問します。

1.農地中間管理機構による津市の農地の集積、集約化の推移

農地中間管理機構による津市の農地の集積、集約化はどのように推移しているか 実績等現況をうかがいます。

2.多面的機能支払交付金事業について

多面的機能支払交付金事業について昨年受付が始まり、事業が始まりましたが最終の加入者数、(農地維持支払、資源向上支払に分けて)等現状について又今後の取り組み、津市が目指すべき加入者について伺います。

3.獣害対策事業について

前日の7日津市の広域獣害対策連絡協議会主催の獣害対策交流会に市長のご挨拶を頂き「これからも獣害対策には津市はしっかりと取り組む」と力強い言葉を頂きました出席者の皆さんおおいに期待をされてましたのでご報告します。又発表会の中で獣害協議会は人の結びつきを新たにし地域農業の維持にはとても大切と事業実施をして解ったと発表がありました。
合併時にはこんなにも被害が拡大するとは思ってもいなかった獣害被害ですが、爾来対策費用も拡大し26年当初で83百万余りへと増大しています。
26年度の数字はまだ出ないと思いますが各地区での被害状況、捕獲状況について解る範囲で回答願います。

現状の捕獲、個体数調整でこれからの津市の獣害被害は減少するか。
国のいっている鳥獣被害対策実施隊の設置についてはどのように検討しているか,また国の今後の方針について。

4.津市の農業に対する補助金制度について

今までの回答でも新しい農業施策には皆もろ手を挙げての参入とは思えませんし、私はどうしても山間地の米つくり、環境保全は安心とは言えないと思います。
山間地では1枚の田で30アール、1ヘクタールの大きな田んぼはたくさんありません。10アール単位の田が中心となっています。
畦畔が多くなるのは当たり前です。また水管理も大変です。農地を集積しても難百枚の田んぼの管理、米つくりは難しくまたそれを受ける認定農業者、集落営農者はないに等しいと思います。
どの様にして山間地の水田耕作者を確保をするか真剣に考えるべきです。
兼業農家に存続していただき山間地の水田、地域の環境を維持するより手はないと私は思っています。
そのためには兼業農家にも機械購入、その他環境維持事業に関し手を差し伸べるべきです。今使っている機械が故障すれば兼業農家の皆さん新しい機械を高額な価格を出してまで購入される兼業農家は数少ない、ほとんど見えないでしょう。耕作を放棄せざるを得ません。
今までの兼業農家は機械購入をコメ代金と本業の給料から少し足しながら行って見えたと私は思っています。
給料から足さないまでもコメ代金は機械購入と肥料、農薬、苗代金の支払いでがちがち、自分の作ったコメを食べることで良しととし先祖からの耕作地を守ることを意義として続けてきたと思っています。
しかし、最近の農政、米の代金等の現状が報道されるたびに決して意欲向上にはつながりません、社会貢献への意欲が湧くでしょうか。兼業農家として続ける意義が見出せません。

こういった中で先ず我が津市がしなくてはならないのは、こういった山間地農業者に対する補助制度です。現在ある津市の補助金制度を見直して兼業農家の存続をお願いすべきと思います。
こういったことを踏まえ津市の補助金制度の見直し、対象者、補助率、等補助制度の見直しを検討出来ないか伺います。又今までの質問を通じ津市農業の今後の展望についてお伺いします。

(平成27年3月議会報告)