議会報告city council report

議員定数の見直しについて

津市自治会連合会より昨年12月、議会定数の削減にかかる要望書が議長のもとへ提出されました。
津市議会も議会改革に様々な観点より取り組んでいるところであり、その一環として議員定数検討会が設置され、定数のあり方について検討を行ってきました。
検討会の内では津市と同じ議員定数38人の法定上限数である類似都市のほとんどではその定数を削減しているのが現状、又合併時に在任・定数特例を適用せず特例定数の166人を従来の定数である38人と大幅削減したこと、議員一人あたりの対応人口が約7,600人と多いこと、市域が710平方キロメートルと広いこと、などの津市独自要素の観点等、様々な観点より議論が展開されました。
検討会としては、「検証機関及び市民代表としての議会機能」を踏まえた中、同規模都市の現状、議員一人ひとりの資質の向上により津市の地域特性はあるが削減は可能とし、その結果2人減じての36人との意見集約がなされ定数が見直されました。
旧一志郡地域では現在議員の選出がない地域が三地域あります。広大な周辺部からの意見の反映も議員に課せられた重要な役割と考えます。
現在空白地帯は、今後輩出出来ないとは言えませんが難しくなるのは必至です。
「今がその時か」疑問に思います。
今後は2人減となった定数で広大な津市全域を公平公正に検証出来る体勢を構築してゆかなくてはなりません。
周辺地域の声が届き難くならぬよう、議員各員が共通の認識としてとらえ実践・努力していかなくてはならぬと思っています。

(平成21年6月議会報告)