議会報告city council report

公共交通システム調査研究業務委託について

公共交通システム調査・研究業務委託につきましては、専門的な事業者の技術やノウハウを活用し、既存資料に基づく現状の分析を行うほか、住民アンケート調査も実施し、市民の皆様の意向や利用実態等の把握を行い、新しいバス交通システムを構築するために、平成20年度までの債務負担行為により上限額900万円の中で実施したいと考えております。

現在、本市が運営しております各種バスの状況を申し上げますと、

  1. コミュニティバス等が、河芸のほか5地域で
  2. 福祉バスが久居のほか2地域で
  3. スクールバスや幼稚園、保育園の通園バスが美杉ほか3地域で

それぞれ運行されておりますほか、特定施設の送迎バスもございます。

これらの各種バスにつきましては、その運営を行ってきたそれぞれの自治体、それぞれの事業におきまして、その導入から現在に至る経過の中で、地域の実情や地域住民の意向を反映してきたものでありますことから、運賃や運行形態なども様々で、全体的には非常に複雑なものとなっております。

また、廃止となった三重交通の営業路線をそのまま引き継ぎ、本市の業務委託により存続を図っておりますバス路線が、三行線ほか4路線あります。  これらの各種バスの取り扱いにつきましては、合併協議における調整内容におきまして、コミュニティバス等に福祉バスも含めて調査検討を行い、効率的なバスシステムを構築する方向で調整することとされており、スクールバス等につきましてもこの検討の中で、有効的な利用が図られるよう同時に調整を行っていくこととされております。
そのため、新しいバス交通システムの構築に当たりましては、バス関連事業全体を見据え、関係所管の連携の下、検討を進めていくこととしております。

基本的な考え方といたしましては、市民の皆様の生活交通としてのコミュニティバス等を中心に、各地域の路線等の接続連携はもとより、鉄道や営業バス路線との接続も考慮し、全体として効率的で利便性の高いものとなるよう考えたいと思いますが、今後、議会をはじめ市民の皆様のご意見を伺いながら、その望ましいあり方について検討していきたいと思います。

(平成19年3月議会報告)