ビリヤード

★ 実践マスワリ vol.2 ★

 ★ マスワリ(@第28回全日本アマチュア9ボール選手権大会県予選 、2003/03/16)

公式戦の初戦、第1ゲームに出した記念すべきマスワリです。 

<図1>
 1回戦は不戦勝。2回戦でバンキングを制し、ブレイクした直後の配置がこの図1。
 @はかなり薄く、入れるのもかなり難しい配置。CDが邪魔をしていて左下のコーナーは狙えません。CDコンビはかなり難しいと思われます。CDキャノンは・・・考えてなかったなぁ。
 状況によってはこの@は攻めずに守りに行くことも考えるところだけど、今回は攻めてみました。この薄さでは弱く撞いて我慢することはたぶん無理。必然的に短クッションを往復することになるけど、EAの間を通すとなると、左短クッションに入ってからAに当たってしまう確率が高く計算しづらい。そこで、少々遠くても良いので、FHの間を通してバタバタすることに決定。・・・というか、これが一番普通ですよね?きっと。撞点は〔上+タップ1/3くらい右〕だったかなぁ?

<図2>
 Aへは図のように上手く出すことができました。撞く前に考えていた振りとほぼ同じ、完璧です。Cはサイドバンクの可能性もありましたが、右下のコーナーへちゃんと通っていたので、そこを狙えるポジションへ出せるような場所へ(@→Aの段階で)出したつもりです。ACは撞点〔やや左〕。Cに対しては厚めにさえ出ればいいと思って撞きました。

<図3>
 Dは穴前で融通が利くため、Cは入れ重視でやや押し気味にポケット。
 FHとの絡みで左下のコーナーを狙いにくい(左下に狙うとGへ出しにくい)ため、パッと見以上に神経を使うネキが要求されます。そのため、Dではやや手球を走らせて、厚めかつ振りを残しながらEに近づけることにしました。

<図4>
 微妙に配置を覚えていなくて、この図ではFを下のサイドポケットに比較的狙えるように見えますが、実際はもうちょっと狙い辛かったんだと思います。Gがあり右下のコーナーへは狙えません。そこで、Fを上のサイドポケットか右上のコーナーポケットを狙えるように出すことにしました。
 その結果、上図のようなネキとなり、Fは上のサイドに狙うことに。しかし、サイド恐怖症からチビリ気味となってしまい、Gに対して思うようなポジショニングができず。仕方ないので、G→Hは少々我慢することとなりました。そして、気合いで決めてマスワリ完成です。

 今回は比較的狙い通りに取り切れましたが、ハイボールの取り方にやや不安アリですね。まだまだです。


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