昼過ぎの中途半端な時間。
お腹がいっぱいになっている時間。
まぶたが重くなっていく時間。
糸 電 話
一室の部屋から、カタカタカタという音が聞こえる。
パソコンのキーボードでも、弄っているのか。
その音はすぐ止んだ。
部屋の中にいるのは、美しい顔立ちの少年。
幼さはない。
黒い髪がなびく。
トレードマークのトンガリが、ピンッと立っている。
中国のチャイナ服を、身にまとっている。
その瞳は、画面内の何かを必死で辿っている。
メールだ。
少年は、ふぅ..と息を漏らし。
椅子にもたれかかる。
手と手を組んで、背伸びをする。
背伸びが終わると、立ち上がり部屋の外へ出て行った。
少年の名は、道 蓮。
これまで、500年に一回のSFを勝ち抜いてきた。
つわものである。
しかし、そのSFもようやく終わり、中国の自分の家へと帰ってきているのだ。
「...姉さん。お茶くれ。」
リビングの椅子に座る。
キッチンの方からは、はいはーいという返事が聞こえた。
「お待たせ、蓮v」
「ん...。」
「もう、一年ね。」
「何がだ?」
「SFが終わって。」
「そうだな。」
「蓮。ホロホロ君とは、メールのやり取りしてるの?」
「...ま、あな。」
蓮の頬は、少し赤らむ。
「今日は、電話こないわね。」
「...そう言えば、そうだな。」
「偶には、蓮から電話してみたら?」
「...。」
北海道の一つの家の、電話が鳴る。
遠くの方からは、大きな足音が聞こえる。
その音は段々大きくなる。
「もしもし!!!!」
『...そんなに大声じゃなくても、聞こえる...。』
「れぇ〜んv」
『気色悪い声を出すな。馬鹿者。』
それから、訳の分からない話や。
世間話。
健康状態。などを話した。
「今度は、いつ会えるのだ?」
『寂しいのかv』
「なっ!!そんな事はない!!」
『んー...あと、二週間ちょい。』
「そうか。」
『大丈夫だって!大変なときは、どんな時でも駆けつけてやるぜ!!』
「大馬鹿者。」
少年は、携帯電話を切り。
再び、自分の部屋に戻った。
机に向かい。
キーボードを、カタカタ言わせる。
先ほど来た、メールの返事を書いているのだろう。
その顔は、どことなく赤かった。
ふと、横に目をずらし。
小瓶を見てみる。
小瓶の中には、小さな小さな、ビー玉。
小瓶から、ビー玉を取り出し、人差し指で弾いた。
ビー玉は、床へと落ちていった。
「安物だな。これが、別れの時に貰った物だなんてな。」
++++++++++ あとがき ++++++++++
初・ホロ蓮小説です。
ホロ蓮じゃない?いや、ホロ蓮じゃなくても、石ころは受け付けません!(笑)
あぁ!!最後が、無理やり!!座布団投げないでくださいよー!!(笑再)
別れのときの、話も書きましょう!今度。
蓮って機械弱そうですよね?
あ、再開の時のも書こう。今度。
(今度、今度、言ってますけど。殺虫剤投げないでください!!/笑再々)
2003/9/19 魂