行く道 −sunset clouds−




「キノー。キノさーん。」

「ちょっと間ってて。」

キノと呼ばれた、旅人が、森の中の分かれ道の前で地図を片手に、迷っている。
一つの道は、行き止まり。
もう一つの道は、崖の下。

「んー。確かにこっちだと、思ったんだけどな。」

「無茶はやめてさ。元の道に戻ろうよ。」

「それが、大変言いにくいんだけど...。」

「まさか、戻り方も分からなくなった?」

「その、まさか。」

キノは、モトラドのエルメスから下り、木の下の涼しいところへ移動した。
そして、地図を見る。

「んー...。」

「キノー。」

「んー?」

「此処で、餓死したキノと一緒にいるのは、いやだなぁ〜。」

「ボクだって。餓死だけは、免れたいよ。」



「出発しようか、エルメス。」

「分かったの?」

「全然。取り合えず、森の中入ってこうか。」

「危ないんじゃ...。」

「さあね。」

森の中に、轟音が響いていた。









++++++++++ あとがき ++++++++++

キノさん、道に間違うの巻。
あーあとがきのネタがないです。
では。

2003/10/13 魂