MU〜奇蹟の大地〜とは?

データ最終更新日:2004/05/11
「MU〜奇蹟の大地〜」は、GameOn社WebZen社によって運営されるMMORPGです。
ミュー大陸と呼ばれる古代文明が栄えた世界を舞台としています。
韓国で誕生し、日本のほか、中国、アメリカ、台湾、タイでも楽しまれています。
10万パターンを超えるとされている多彩な装備品や雪原、海、新緑のエルフの街など特徴的なマップの数々が美しいグラフィックで表現されています。
操作は簡単で初心者でも楽しみやすい設計になっています。
プロモーションムービー1 2
韓国イベントMU Level Up 2003ムービー
韓国イベントMU Level Up 2001ムービー
MU-CAM MUライブカメラ
Story(物語)-予言-ミューサーガ-プロローグ
Story(物語)
8つの封印石で暗黒の帝王クンドンを討て!

千年という長い歴史を誇る「ミュー帝国」の大陸支配が揺らぎ始めたのは、とても古い時代のこと。

中央政府の力が弱くなったため、数多くの藩主たちは「ミュー大陸」の支配をかけて争うようになりました。
長い戦争と殺戮によって、美しいミュー大陸は暗く醜い世界へと姿を変えていったのです。

そしてついに、ミュー大陸は最大の災いに包まれてしまいます。

自らの欲望に目のくらんだ黒色騎士団の諸侯アントニアスが、
「ミュー大陸」の覇権を手にすべく「魔道士レムリア」の狂気に惹かれ、
暗黒の帝王クンドンを復活させてしまったのです。

しかし、最愛の娘をクンドンにズタズタに引き裂かれ、
アントニアス自身も「魔道士レムリア」に殺されることに……
彼の死も、暗黒の帝王クンドンが復活した今となっては無意味でした。
愚かな欲望がもたらした「ミュー大陸」の悲劇を止める手立ては、こうして消えてしまったのです。

もはや人々に残された道は、世界に散らばった8個の封印石を探し出し、
再びクンドンを封印することしかない……
暗黒の帝王クンドンは「ミュー大陸」を滅亡させるため、すでに動き出しています。

さあ、この世界のために出発してください。

あなたが持つ、その剣だけがクンドンを倒せるのです!
Story(物語)-予言-ミューサーガ-プロローグ
予言
天空は 再び裂かれて

星々は 己の道を忘れてしまう

その時こそ 世界に恐怖が降るだろう

成都は開かれ 縛られた鎖を断ち切り

鋭い牙が 再び大地にはびこるだろう

残酷なものを 突きつけられ 血を流す

八個の封印石が また太陽の下に姿を現わす日

魔王は 復活するであろう

忘れてはならない 知恵のある者たちよ

八個の星が また地上に散りばめられ

その日は 悪夢の日と呼ばれ

また空に 天界の光が輝くとき

地を鳴らす 人々の叫びが谷を埋め

忘れられた世界に 一筋の光が この地を訪ねて来よう
大予言書「セクロミコン」'悪夢の日'の詩より
Story(物語)-予言-ミューサーガ-プロローグ
ミューサーガ
千年という悠久の歳月の中、果てしなく発展を遂げたミュー帝国にも、
大予言書「セクロミコン」の予言のごとく、いつしか混乱の厄災が訪れた。
ミュー帝国を支配した英雄たちは、世代を重ねるほどに堕落していき、分裂した中央政府は、力を蓄えた地方領主たちの勢力に押されて力を失って行った。
そしてミュー帝国の権威はまったく失われ、崩壊した。
中央政府の支配が大陸に及ばなくなると、各領主たちはおのおのミュー帝国の覇権を求め私欲に走り、
その考えはやがて戦争へとつながった。

こうして千年の歴史を持つミュー大陸は、瞬く間に闇への歴史を歩み始める。
果てしない戦争で繰り返される殺戮----美しかったミュー大陸の姿はもはやどこにもなかった。
狂気に走った人々は戦争に巻き込まれ、大地に数えきれないほどの血を流した。
それでも領主たちの争いが終わることはなく、新しい帝国を求めての破壊が続いた。

地獄の門が開かれたのは、まさしくその時代だった。
狂った人間の野望が、決して越えてはならない一線を越えてしまった。
自らの野望に目がくらんだ「アントニアス」は、魔道士「レムリア」の策略にはまり、
「エトラム」によって封印された暗黒の帝王「クンドン」を復活させてしまったのだ。


世界のすべては また私の物となった


もはや平和は来ないだろう


太陽は永遠に眠るだろう


すべてを治めるのは私であり、あらゆる人間たちは再び私の奴隷になるだろう


古代の魔王クンドンは長い眠りから覚め、再び世界を歩き回り始めた。
そして封印された長い歳月の怨念を晴らすかのような激しさで、地上を荒廃させて行った。
美しくて平和だった都市と森は、領主たちの戦争とクンドンの復讐とで恐ろしく破壊されていき、
いつのまにか大陸は魔王の僕たちで満ちてしまった。
復活したクンドンは、2年という歳月の間、復讐と征服の旗のもと、ミュー大陸を血で満たしていった。
セクロミコンに記録された『悪夢の日』は、もはや伝説の中の話ではなくなっていた。

知恵ある者たちは予言書が示した『一筋の光』に着目し考えた。

その光の名は「エトラム」----。

かつて暗黒の魔王クンドンを封印し、人々の記憶の中に埋もれた封印石「エトラム」。
八個に砕け散った封印石「エトラム」だけが最後に残る"希望"だった。
Story(物語)-予言-ミューサーガ-プロローグ
プロローグ
血の王

黒色騎士団の諸侯「アントニアス」は、野望の実現への最終段階に来ていた。

"ミュー大陸はもう私だけのものだ! 愚かな者たちよ、これからこの封印を破ってみせよう!"

対立する領主たちとの戦争に疲弊するアントニアスに希望を与えたのは魔道士「レムリア」だった。

ある日突然、アントニアスの前に現われたレムリアは驚くべきことを告げる。

それはちょうど千年前、ミュー帝国が誕生する前に存在した闇の魔王に関する話だった。

強大な魔王の力を得た人間は、大陸のみならず全世界を支配することができるというのだ。

野心に溢れていたアントニアスは、レムリアの誘惑に容易くとらわれた。

闇の力に手を染めてはならぬ、と忠告した仲間たちはレムリアの手により暗殺され、

最後に残ったのはアントニアスとレムリア、そして血に飢えた残酷な兵士だけだった。

レムリアの策略と呪術でミュー大陸を手中に収めたアントニアスの軍隊は、

セクロミコンに示された'悪夢の日'を迎え、ケトホトムの前に集まっていた。

鬼の形相をした兵士たちは、馬上から赤い光彩を振り撤きながら、

アントニアスとレムリアが封印を破壊する瞬間を待っていた。

たとえようのない魔の力が大地を覆い尽くし、その空気に風さえ凍りついた。

ケトホトムの神殿は炎を吹き、この光景を見守っていた。

急にアントニアスの瞳に恐怖がよぎった。

『大丈夫なのか、レムリアよ?』

黒のローブに身を包んだ魔道士レムリアは、ただ黙って首を振った。

『唯一の大地の王よ、いよいよ最後の刻です』

不気味な声だが、その意味はアントニアスを満足させるに十分だった。

『永遠の力は、私だけのものだ!』

アントニアスが叫びながらエトラムに手を重ねる瞬間、レムリアと兵士らの目に興奮の気配が漂った。
"オム オラクスト ヘミアド キラトス レアル ホックブラス エクトア ホウ..."

意味不明の呪文が、レムリアの口元で繰り返される。彼と共に青い光がアントニアスの身を包み込む。

その時、封印石が光を発し始めた。

レムリアの呪文がもっと大きくなるうちに、封印石を見守るアントニアスの瞳に狂気が流れ始めた。

『もう少しだ。すぐに終わる……』

アントニアスは手を震わせながら封印石に近づいた。

封印石の光は最後の息を吐き出すかのように、ますます強くなっていく。

『よ・み・が・え・れ……!!』

レムリアの絶叫と共に、封印石は割れてしまった。

『王よ!! 王よ、聞こえているか!!』

兵士らが彼らの王を歌う声の中、暗黒の魔王クンドンはついに復活した。

眠りから覚めたクンドンは、震えているアントニアスを睨みながら叫んだ。

『血と恐怖だけでこの地上を覆って見せよう! 世界は私のものだ、永遠に!』

そして、八つに砕けた封印石はミュー大陸の全域に散らばった。

----ミュー大陸を、恐怖という名の影が包み込んだ。